犬は人の気持ちを理解すると言われる。米國の科學者は、犬が飼い主の気持ちを理解するだけでなく、見ず知らずの他人の心も読めることを発見した。新華社が伝えた。
リンカーン大學のダニエル?ミルズ教授(獣醫學)は17匹の訓練を受けていないペット犬に、ディスプレイを使って犬の寫真を見せた。寫真は喜んでいる犬、怒った顔をしている犬がセットで表示された。ミルズ教授が犬に寫真を見せると同時に、犬の鳴き聲の録音を再生したところ、興奮した鳴き聲を再生すると、喜んでいる犬の寫真を見る時間が長くなり、怒った聲を再生すると怒った犬の寫真を見る時間が長くなった。何の音も再生しないと、犬が2枚の寫真を見る時間は同じだった。つまり犬は視覚と聴覚により、同類の気持ちを判斷することが可能だ。犬の寫真を人の寫真に変え、犬の鳴き聲を人の聲に変えても、同じ結果が得られた。ミルズ教授は専門誌「バイオロジー?レターズ」に掲載した文章の中で、「この研究は、犬が本當に人類や同類の気持ちを判斷できることを初めて証明した」としている。犬は2種類の異なる感覚の情報を結びつけ、一致した理解を形成する。こうするためには、犬の脳は情緒の狀態を分類する機能を持たなければならない。人々はこれまで、この認知能力は霊長類しか持たず、種を跨ぎ気持ちを理解する能力は人類しか持たないとしていた。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年1月15日