流行している歌曲の多くが、失戀ソングであることに気づいているだろうか。米南カリフォルニア大學の研究者によると、人々が失戀ソングを好むのは、聞くことによって良い感覚が得られるからだという。新華網が伝えた。
これは「他人の不幸は蜜の味」ではない。この研究の擔當者は論文「悲痛な音楽の愉悅」の中で、悲痛は蕓術的な形式により表現されると稱賛を浴びると指摘した。これは「悲痛のパラドックス」であり、人類は生活からできる限り悲痛をなくそうとするが、蕓術の範囲內では「悲劇の美」を楽しもうとする。
悲痛な楽曲は情緒を調節し、感情移入の効果を生む。このような楽曲は人々が心に秘める悲しみを呼び覚ますが、この悲しみの感覚は人にとって有益だ。人々に自分の感情と感覚への理解を深めさせ、マイナスの感情を解消するのに役立つからだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年12月22日