中國の外交白書「中國外交」の2014年版がまもなく正式に発表される。中國外交部(外務省)が明かした情報によると、最新版の白書では、中國の外交政策と國際情勢に対する中國の最新の見方が詳しく説明されている。また習近平を総書記とする中國の新たな中央指導部による外交理論?実踐の積極的な革新が初めて総括され、中國の外交がさらなる能動性と開拓性を備え、豊かな成果を収め、順調な滑り出しを実現したとの評価がなされた。中國は領土の主権の維持を堅持し、平和的発展の道を堅持し、正當な権益は決して放棄せず、國家の核心的利益は決して犠牲にしないとの點も強調された。人民網が伝えた。
報道によると、最新版の白書は9章400ページ余りからなり、序言は王毅外交部長(外相)が自ら記した。中國の新指導部の発足後の外交活動について初めての総括がなされ、外交理論と外交実踐の2つの面から大量の紙幅を割いた説明がなされている。これによると、中國の新領導部は、中國の特色ある外交理論體系を3つの面から充実?発展させ、中國の特色ある大國外交という新たな局面を6つの分野から切り開いた。
▽高まった能動性と開拓性
王外交部長は序言で、新たな指導部の外交は滑り出しから豊富な成果を収めたとした。白書では、中國が平和的発展の道を歩むと同時に、他國も平和的発展の道を歩まなければならないとの點が強調されている。中國は平和的発展の道を堅持するが、正當な権益は決して放棄せず、國家の核心的利益は決して犠牲にしない。
習近平國家主席や李克強総理などの指導者は昨年、アジアやアフリカ、ラテンアメリカ、歐州、北米などを訪問し、300人以上の外國の政界要人と會談?接觸した。中國に招いた外國元首や政府首脳は60人余りに達し、中國が各國と締結した協力合意は約800件に達する。白書は、中國外交にはさらなる能動性と革新性が備わったと指摘している。中國とロシアの全面的な戦略協力関係もさらに高まり、中國と米國の新型の大國関係の構築も進展し、中國と歐州の相互協力も深化している。
▽中露の戦略的相互信頼の深まり
白書によると、習近平主席とロシアのプーチン大統領は、仕事面での関係を深めると同時に、個人的な友情も構築した。集中的な一連のハイレベル交流を通じて、中國とロシアは戦略的相互信頼をさらに深め、実務協力を進め、人文交流を盛んにし、國際協力を強化し、全面的な戦略協力関係を進めている。中國と米國の首脳は、不衝突?不対立と相互尊重、協力?ウィンウィンの新型の大國関係の共同構築という共通認識を達成し、中米関係の長期的な発展に方向を示し、長期的で健全な両國関係の安定発展というプラスのシグナルを世界に発信した。