日本政府は1日午後の臨時(shí)閣議で、憲法解釈の変更による集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)を正式?jīng)Q定し、自衛(wèi)隊(duì)による海外での武力行使に道を開(kāi)いた。これは日本が第2次大戦後堅(jiān)持し続けてきた「専守防衛(wèi)」の安全保障政策が歴史的転換點(diǎn)を迎えたことを意味する。

■憲法違反の疑い

　日本政府は1日午後の閣議決定によって、歴代內(nèi)閣が遵守してきた「自衛(wèi)権発動(dòng)の3要件」を覆し、「日本と密接な関係にある他國(guó)に対する武力攻撃が発生し、日本の存立が脅かされ、日本國(guó)民の権利が根底から覆されるなどの明白な危険がある」?fàn)顩rで「必要最小限度」の武力行使を認(rèn)めるとする、新たな「武力行使の3要件」を打ち出し、集団的自衛(wèi)権の行使を正式に容認(rèn)した。

　日本國(guó)憲法第9條は、日本は國(guó)権の発動(dòng)たる戦爭(zhēng)と、武力による威嚇又は武力の行使は、國(guó)際紛爭(zhēng)を解決する手段としては、永久にこれを放棄すると定めている。日本政府は憲法9條の解釈として、これまで一貫して、自衛(wèi)権の行使は自國(guó)が直接攻撃を受けた後に反撃する「?jìng)€(gè)別的自衛(wèi)権」に限られ、かつ日本に対する急迫不正の武力侵害があり、これを排除するために他の適當(dāng)な手段がなく、武力行使の程度を「必要最小限度」にとどめるとの3要件を同時(shí)に満たすことが必要だとしてきた。この解釈に基づけば、日本は集団的自衛(wèi)権を行使してはならず、さもなくば憲法違反の疑いがあることになる。日本の少なからぬ憲法學(xué)者は、安倍內(nèi)閣の決定は平和主義の放棄であり、日本國(guó)憲法への違反、破壊であると考えている。

■日本各界が反対

　1日、首相官邸前では集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)に反対する日本の民衆(zhòng)の姿が絶えなかった。人民網(wǎng)記者が日本時(shí)間1日午後11時(shí)に首相官邸前を離れた時(shí)點(diǎn)でも、なお約2000人が「安倍退陣」「ファシズム反対」などのスローガンを叫んでいた。

　日本共産黨の大門(mén)実紀(jì)史參議院議員は1日午前に集會(huì)參加者を前に「自衛(wèi)隊(duì)創(chuàng)設(shè)から今日で60周年になるが、これまでは憲法の制限があったからこそ、1人の外國(guó)人も殺さず、1人の自衛(wèi)隊(duì)員も戦死することはなかった。だが安倍內(nèi)閣が今日集団的自衛(wèi)権の行使を容認(rèn)すれば、日本は戦爭(zhēng)を発動(dòng)できる國(guó)になる。われわれは安倍內(nèi)閣の決定に反対し、平和を守らなければならない」と叫んだ。

　社民黨の福島瑞穂參議院議員も「閣議決定によって、日本國(guó)憲法に違反する事をしていいのか？安倍首相は戦後日本の出発點(diǎn)である日本國(guó)憲法第9條を破壊しようとしている。集団的自衛(wèi)権は事実上、集団的戦爭(zhēng)権だ。今日は日本政治にとって極めて重要な日だ。日本國(guó)民はこんな事を斷じて許さない。一緒に安倍政権を打倒しよう」と民衆(zhòng)に呼びかけた。

　日本の歴史學(xué)者である山口大學(xué)の纐纈厚副學(xué)長(zhǎng)は人民網(wǎng)の取材に「安倍政権は日本の國(guó)家形態(tài)および日本人が追い求め続けてきた『戦爭(zhēng)を発動(dòng)しない國(guó)』に対する期待と信頼に背こうとしている。日本は國(guó)外に『敵』を定め続け、これを軍備増強(qiáng)の口実としている。集団的自衛(wèi)権の行使容認(rèn)は、日本を再び『自動(dòng)參戦』できる狀態(tài)に陥らせる。安倍政権は侵略戦爭(zhēng)の歴史を正式に過(guò)去のものにしておらず、反対に歴史の修正を試みている。現(xiàn)在の日本にとって、最もすべきは歴史の教訓(xùn)を真剣に汲み取ることだ」と指摘した。

　淺井基文?元日本外務(wù)省中國(guó)課長(zhǎng)は人民網(wǎng)の取材に「安倍政権が集団的自衛(wèi)権を獨(dú)斷専行で強(qiáng)引に押し進(jìn)める背景にある最も直接的な外部圧力は、対中軍事?tīng)恐皮酥郅筏骏啸拚丐违ⅴ弗ⅴ辚啸楗螗箲槁预馈￥坤罱问勒撜{(diào)査は、日本國(guó)民が安倍政権の危険性をついに認(rèn)識(shí)したことを示している。したがって國(guó)民世論の力は必ず政治を動(dòng)かし、安倍政権の憲法改ざんの悪行は最後には歴史の審判を受けることになると私は堅(jiān)く信じている」と表明した。（編集NA）

　「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2014年7月2日