中國初の外資導(dǎo)入発展特定計畫がこのほど制定された。人民日報海外版が伝えた。
商務(wù)部はこのほど「第14次五カ年計畫外資導(dǎo)入発展計畫」を発表し、第14次五カ年計畫期間(2021-25年)の外資導(dǎo)入をめぐる指導(dǎo)思想、発展目標(biāo)、重點任務(wù)を明確にし、一連の予測的な量的指標(biāo)を打ち出し、これには外資系企業(yè)による直接投資が実行ベースで累計7千億ドル(1ドルは約113.9円)の達(dá)成、2025年をめどに外資導(dǎo)入額に占めるハイテク産業(yè)の割合が30%の達(dá)成、などの內(nèi)容が含まれる。
年初以來、國境を越えた資本の対中投資への意欲が減退することはない。1-9月の全國の実行ベース外資導(dǎo)入額は再び同期の過去最高を更新して、前年同期比19.6%増の8595億1千萬元に達(dá)した。新規(guī)または追加の契約ベース外資導(dǎo)入額1億ドル以上の大型プロジェクトは、同56.6%増の899件に上った。
同部外國投資管理司の宗長青司長は、「外資系企業(yè)は中國の重要なマーケットエンティティであり、全國の各種企業(yè)のうち約2%を占め、全國の対外貿(mào)易の約5分の2と稅収の6分の1を生み出し、都市部の雇用の10分の1を直接的または間接的にもたらし、中國の小康社會(ややゆとりのある社會)の全面的な完成のために重要な貢獻(xiàn)をした」と述べた。
宗氏の説明によると、主な目標(biāo)について見れば、同計畫が同期の外資導(dǎo)入発展のために打ち出した目標(biāo)は、外資導(dǎo)入規(guī)模が世界のトップクラスになること、外資導(dǎo)入大國の地位を固めること、外資導(dǎo)入の構(gòu)造の最適化を続けること、対外投資、対外貿(mào)易、消費促進(jìn)との連攜効果をさらに強(qiáng)化すること、國內(nèi)の経済の大きな循環(huán)を促進(jìn)し、國內(nèi)と國外の2つの循環(huán)と連攜するために、より積極的な役割を果たすことだ。2035年の長期目標(biāo)とは、中國が海外からの投資導(dǎo)入における総合的な競爭上の優(yōu)位性をより明確にし、外資導(dǎo)入の水準(zhǔn)を著しく引き上げ、質(zhì)を大幅に向上させ、ビジネス環(huán)境を世界一流のものにし、國境を越えた投資の主要目的地になり、東アジア地域のイノベーションと先端製造の中心地を構(gòu)築し、國際経済協(xié)力?競爭に參加する際の新たな優(yōu)位性の明らかな強(qiáng)化を図ることだという。
第14次五カ年計畫期間に中國の外資導(dǎo)入は新たな発展段階へ 新たな見どころは?
同司の孟華婷副司長の説明によれば、同期の中國の外資導(dǎo)入業(yè)務(wù)の重要な方向性の1つは、外資導(dǎo)入規(guī)模の基本的安定の維持を前提とした上で、外資利用構(gòu)造の最適化を続け、外資利用の質(zhì)と水準(zhǔn)を絶えず引き上げ、ビジネスの質(zhì)の高い発展と経済の質(zhì)の高い発展に寄與することだという。
同計畫は具合的な內(nèi)容として次のことを提起した。外資がデジタルモデル転換、省エネ?環(huán)境保護(hù)、生態(tài)環(huán)境、グリーンサービスなどの産業(yè)により多く投入され、新型インフラ建設(shè)に參加するよう誘導(dǎo)すること▽外資系企業(yè)が研究開発設(shè)計、金融サービス、現(xiàn)代型物流、サプライチェーン管理、情報サービスなどの生産型サービス業(yè)、及び醫(yī)療、ヘルスケア、介護(hù)、育児、観光、家事代行などの生活型サービス産業(yè)を発展させるのを支援すること▽外資系企業(yè)がグローバル?地域本部、研究開発センターを設(shè)立して、中國の科學(xué)技術(shù)計畫プロジェクトの請負(fù)に參加するよう支援すること。
同計畫が支援する方向と一致するように、外資は目下、中國での投資展開の改善を続けている。同部のデータによれば、今年1-9月のサービス業(yè)の実行ベース外資導(dǎo)入額は同22.5%増、ハイテク産業(yè)は29.1%増、うちハイテク製造業(yè)は同15.2%増、ハイテクサービス産業(yè)は同33.4%増だった。
シーメンス中國法人の肖松會長は、「シーメンスはどうやって中國の発展という大きな流れに融合すればよいのか。最も重要なのはイノベーションのペースを速くすることだ。シーメンスが江蘇省南京市でまもなく稼働する最初のデジタル化工場は、中國の顧客の『オーダーメイド』ニーズに基づいた新しい工場であり、稼働すれば、製品が市場に投入されるのにかかる時間が20%近く短縮される」と述べた。
同部の最新のアンケート調(diào)査では、重點外資系企業(yè)3千社あまりのうち、93.3%が今後の発展に楽観的な見通しを示した。米國、歐州、日本などのビジネス団體が最近発表した報告書によれば、米國資本企業(yè)の3分の2近く、歐州資本企業(yè)の59%、日系企業(yè)の36.6%が、対中投資を拡大する計畫という。
宗氏は、「全體として見ると、中國市場の外資に対する魅力はいまだに強(qiáng)く、多くの外資系企業(yè)も中國で好調(diào)な発展を?qū)g現(xiàn)した。今年第1-3四半期(1-9月)の外資導(dǎo)入が急速な伸びを達(dá)成したことを踏まえると、今年の通年の外資導(dǎo)入規(guī)模は1兆元(約17兆8千億円)を突破すると見られる。同期には、対外開放の扉がますます大きく開かれ、ビジネス環(huán)境の最適化が続くのにともなって、さらに國內(nèi)の産業(yè)體系が整い、インフラが充実し、市場の優(yōu)位性が際立つことも加わって、中國は長期的に外資系企業(yè)の人気投資先であり続けると確信する」と述べた。(編集KS)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年11月4日