王毅國務委員兼外交部長(外相)は23日、「一帯一路」アジア太平洋地域國際協力ハイレベル會議の議長を務めた。外交部(外務省)ウェブサイトが伝えた。
王部長は総括発言で、「本日、我々は『一帯一路』(the Belt and Road)パートナーシップの構築、新型コロナウイルスのパンデミックの共同克服、持続可能な経済回復の促進などについて議論し、6つの共通認識にいたった」として、以下を挙げた。
(1)我々は「一帯一路」國際協力の得た進展を積極的に評価し、より緊密なパートナーシップを構築し、「一帯一路」イニシアティブを各國の発展戦略?計畫と連攜させ、団結?協力、コネクティビティ、共同発展の道を歩み、一層素晴らしい未來を切り開くことを期待する。
(2)我々は新型コロナウイルスのパンデミックは現在最も差し迫った試練であり、國際社會が団結?協力し、共に困難を克服しなければならないと考える。我々は、一國でも感染拡大が収束しなければ世界は安全とは言えず、全ての國々と地域が共に感染拡大に打ち勝って初めて世界はパンデミックの暗雲から完全に脫することができるとの認識で一致した。
(3)我々は、ワクチンの國際協力を一層強化し、ワクチンを國際公共財として世界各國に公平に分配する後押しをすることを期待する。我々はワクチン?ナショナリズムに反対し、世界的免疫促進における國連の努力を支持し、発展途上國を始めとする全世界におけるワクチンのアクセシビリティとアフォーダビリティを高める。
(4)我々は、ポストコロナの経済回復はグリーンで持続可能な回復であるべきであり、「一帯一路」國際協力はグリーン発展を一段と際立った位置に據え、グリーンシルクロードを優(yōu)先的課題とし、グリーンインフラ整備、グリーンエネルギー、グリーン金融などの分野で協力の目玉をさらに多く作るべきだと考える。
(5)我々はポストコロナの世界がコネクティビティ、協力?ウィンウィンの世界であることを望み、物品と人員の國境を跨ぐ移動を支持し、各國が引き続き貿易と投資の自由化及び円滑化を推進することを支持する。
(6)我々は國連の「持続可能な開発のための2030アジェンダ」達成を加速する必要があると考える。我々は國連の提唱する多國間主義の支持者であり、実行者である。今回の會議自體が多國間協力の會議であり、多國間主義精神を體現している。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年6月24日