ペット消費が急増中
ペットSNSの狗民網が発表した「2019年中國ペット産業白書」によれば、19年に全國都市部でペット(犬?貓)を飼っている人は6120萬人に上り、前年比472萬人増加した。このうち貓の飼い主は2451萬人だった。ペットの貓の消費市場規模は780億元で、前年比19.6%増加し、増加率は犬の消費市場を上回った。貓の飼い主の中心は若者だ。
貓のスタンプや動的畫像から、貓の手カップなどのクリエイティブグッズまで、貓文化から発生した貓経済が空前のブームで、今や整った産業チェーンまで生まれている。
広州市天河區のペットショップでは、貓の繁殖?取引サービスだけでなく、さまざまな貓関連グッズを提供している。キャットフード、貓のおやつ、貓のご飯皿、貓砂、さらには3-4平方メートルのキャットハウスまである。
貓は好きだが飼う條件がそろっていないという人は多い。大家から許可が下りない、ルームメイトがいやがるなどだ。ここ數年の貓カフェの登場で、飼っていないがかわいがりたいという「貓かわいがり」のニーズが満たされるようになった。広州市の場合、生活関連アプリで「貓カフェ」と検索すると、136軒の検索結果があった。上海市は467軒だった。
業界関係者は、「これまであったようなキャットフードや関連グッズだけでなく、貓カフェ、預かりサービス、お葬式、クラウドペット飼育アプリなど、新業態が急速に発展している。15年には日本の経済學者が『ネコノミクス』という言葉を発明した。経済的にどんなに苦しくても、貓と関連グッズへの情熱が永遠に冷めることはない、そんな様子を形容した言葉だ」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年11月18日