米國の一部の政治屋は新型コロナウイルスへの対策において無責任である一方、中國に責任を転嫁し、デマを飛ばし、中國のイメージを悪くすることにおいては、したい放題だ。今年3月以來、米國の少數(shù)の個人や州が中國を相手取り、新型コロナウイルス感染癥のもたらした損害への賠償を請求する訴訟を起こしている。このような言動は、荒唐無稽な茶番にしかならぬ定めにある。
法律は証拠を重んじ、事実を用いて話をする必要がある?!钢袊腥景Yを最初に報告した」は「新型コロナウイルスの発生源は中國」というわけではない。ましてやニューヨークを含む多くの都市のウイルス株が中國由來ではないことを米國の研究者がとうに証明しているのだから、いわゆる「賠償請求」「責任追及」など、そもそも話にならない。重大な突発的感染癥は全世界の公衆(zhòng)衛(wèi)生上の危機であり、法理上「不可抗力」に屬すのであり、それ自體が訴訟対象となり得ないことは言うまでもない。歴史を振り返ると、スペイン風邪は米國で始まり甚大な人道上の危機を引き起こしたのだから、米國の責任を追及するべきなのか?エイズが最初に米國で出現(xiàn)し、全世界で7500萬人にも上る感染者、3500萬人にも上るエイズ関連疾患による死者を出したことも、米國に賠償を請求するべきなのか?
これほど簡単な理屈は、米國の少數(shù)の政治屋も心の中では分かっているはずだ。だが彼らは「中國は感染狀況を隠蔽した」などのデマを撒き散らすことに熱中しているうえ、法律の仮面をかぶって対中「訴訟」を起こしてすらいる。現(xiàn)象の背後に本質(zhì)を見透かすと、こうした米國の政治屋の腹黒い魂膽に難なく気づく。一つには民衆(zhòng)をミスリードして、感染拡大の責任を中國に転嫁することで、自らの対策不足への米國民の責任追及をかわす。もう一つには責任追及と賠償請求を騒ぎ立てることで、國際世論において中國のイメージを悪くする。まさにある學者が言ったように、米國の一部の政治屋は自ら進んで責任を負い、ほころびを繕うとはせず、いつもなんとかして「スケープゴート」を仕立て上げようとしているのだ。
主権の平等と主権免除の原則により、いかなる國の裁判所も他國の政府が感染癥対策において講じた主権行為に対しては、そもそも司法管轄権を有さない。一部の政治屋がいわゆる「訴訟」を畫策し、発起するのは法的手続きと全く合致せず、いかなる具體的な法的結(jié)果も生じえない。米國務省の國際法顧問を務めたChimène Keitner氏は「外國主権免除法について少しでも実務知識のある専門家なら誰しもが、こうした訴訟の表題を一目見ただけで、米國の裁判所には管轄権の基礎がないことに直ちに気づく」と指摘する。対中「濫訴」は全く事実の基礎がなく、法的根拠がなく、國際的前例のないものだ。法律の旗印を掲げておきながら法の支配の精神を無視するのは、國際法の基本原則を踏みにじるものであり、國際覇権と強権主義を存分に露呈するものでもある。
法の支配は、かねてより米國が自ら標榜してきた基本的価値観の一つだ。だが一部の政治屋が口にする「法の支配」は公平や正義とは少しも関係がなく、それによって政治的利益を橫取りし、米國式覇権を強化する手段やツールに過ぎない。國際的な賠償請求は米國など西側(cè)國の一貫したテクニカルな手法であり、最近では感染癥を利用して進行し続けており、強い政治的目的を帯びると、ある研究者は指摘する。米コロンビア大學のある研究は、米國が新型コロナ対策でぐずぐずして時機を失したために、少なくとも3萬6000人の命が失われたことをはっきりと示している。中國が世界に警告を発し続けていた時に、米國の政治屋が新型コロナウイルスは「インフルエンザ」に過ぎないと繰り返し主張したために、防疫の好機を何度も逃す結(jié)果となった。米國の伝統(tǒng)的同盟國であるオーストラリアも、自國のウイルスが主に米國から広まったことを率直に認めている。もし本當に責任を追及するというのなら、被告席に立つべきは、無責任で良識を欠くこうした米國の政治屋であるはずだ。
「中國はいかなる濫訴も賠償請求も斷じて受け入れない」。感染癥を利用して中國に責任を転嫁する行為に対しては、先般発表された「新型コロナウイルス感染癥との闘いにおける中國の行動」白書が、すでに明確かつ斷固たる表明をしている。緊密に団結(jié)?協(xié)力し、感染癥の政治利用とウイルスのレッテル化に反対し、人種差別とイデオロギー的偏見に反対し、國際公平?正義を斷固として守ってこそ、感染癥に打ち勝つために強大な力を結(jié)集し、人類の安寧を守ることができる。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年6月24日