赤外線カメラで撮影された野生亜成體の雙子のパンダ(畫像は四川臥龍國(guó)家級(jí)自然保護(hù)區(qū)管理局による提供)。
四川臥龍國(guó)家級(jí)自然保護(hù)區(qū)管理局は17日、雙子の野生亜成體パンダを捉えた赤外線カメラの畫像と動(dòng)畫を発表した。同管理局が野生亜成體の雙子のパンダをカメラ撮影したのは今回が初めてとなる。中國(guó)新聞網(wǎng)が報(bào)じた。
この雙子のパンダの映像は、今年7月に四川臥龍牛頭山で撮影された。畫像を見ると、標(biāo)高3100メートルの牛頭山の冷箭竹林エリアで、2歳くらいで、ほぼ同じ體型の野生のパンダ2匹が仲良く遊んでいる。
臥龍保護(hù)區(qū)管理局の教授級(jí)シニアエンジニアである王鵬彥氏は、「このパンダは成年のパンダとは明らかに違いがあり、2歳くらいと想定できる。2017年の夏に生まれたパンダだろう」と分析する。
赤外線カメラで撮影された野生亜成體の雙子のパンダ(畫像は四川臥龍國(guó)家級(jí)自然保護(hù)區(qū)管理局による提供)。
野生のパンダは通常1度の出産で2匹の赤ちゃんを産むものの、生き殘るのは1匹だけのことが多い。もう1匹は母親パンダに遺棄されてしまう。では、この珍しい雙子はどのようにして成長(zhǎng)することができたのだろう?王氏は、「まず、臥龍は資源が豊富で、母親パンダが2匹の赤ちゃんを育てるのに十分なエサを確保できる。また、ほとんどの母親パンダは2匹とも育てるほどのパワーがないため、1匹を遺棄するが、この2匹の母親は母性本能が強(qiáng)いほか、適切な巣穴があるという重要な條件が整っていたのだろう。臥龍では、パンダは樹の幹の穴で赤ちゃんを育てる。もし、母親パンダが隙間なくすっぽりと入ることができる穴があれば、2匹の赤ちゃんをお腹の上にのせて、長(zhǎng)時(shí)間だっこでき、赤ちゃんが地面に滑り落ちることもない。そうなると、母乳をあげたり、溫めたり、赤ちゃんの排便の世話をしたりすることができる。そのように、2匹とも世話しやすい條件が整っていたため、雙子のパンダが成長(zhǎng)できたのではないか」と分析している。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2019年12月18日