最近、複數の地方の観光地に設けられたガラス桟道が、封鎖または使用停止となっている。「インスタ映え」するこれらの観光地スポットで今何が起きているのだろうか?メディア各社の報道を総合して北京日報が伝えた。
〇全國各地のガラス桟道が「封鎖」の憂き目に
河北省は昨年3月、1ヶ月間をかけて危険性が高い観光プロジェクトを対象とした精査?整備活動を実施した。ガラス桟道などの「ハイリスクプロジェクト(ガラス桟道、ガラスつり橋、ガラス滑り臺、ガラス展望臺などの観光施設)」の安全性に対する整備強化を求め、以下の「四項目一律」措置を打ち出した。
?ガラス桟橋などのプロジェクトの新規建設に対する審査?認可を一律停止。
?建設中のプロジェクトを一律暫時停止。
?運営未開始のプロジェクトについて、一律暫定運営開始の見合わせ。
?運営済のプロジェクトについては、一律営業停止の上、整備実施。
これを受けて、省內25ヶ所の景勝地にある32のガラス桟道類プロジェクトは全て、営業停止となった。これには、「世界最長のガラスつり橋」としてネット上で大きな話題を集めた河北省石家莊市の紅崖谷景勝地も含まれる。國慶節(建國記念日)連休初日の今年10月1日も紅崖谷景勝地のガラスつり橋は、閉鎖された狀態のままだった。
河北省に限らず、黒竜江、湖北、湖南、江西、広東、福建各地の文化観光庁も、2017年以來、続々とこのような措置を講じており、條件を満たしていないガラス桟道は、命令により利用停止狀態が続いている。