「新たな時代、新たな期待――アジア及び世界の平和と発展の維持において中日が擔うべき責任」をテーマにした第15回「北京-東京フォーラム」(主催:中國外文局と日本の言論NPO)が26、27両日に北京で開催された。
王毅國務委員兼外交部長(外相)は開幕式でスピーチを行い、「世界第2、第3の経済大國であり、地域と世界に重要な影響力を持つ大國として、中日は共通の利益と懸念が増え、より大きな共通の責任と使命を負うようになっている。我々は両國首脳の重要な共通認識を導きに、中日関係発展の基礎を固め、原動力を増強し、妨害を排除し、新しい時代の両國関係の素晴らしい將來を切り開く必要がある」と指摘した。
日本の茂木敏充外相はフォーラムに寄せた祝辭で「日中両國はアジア及び世界の平和と繁栄の維持に共に重大な責任を負っている。様々なグローバルな問題を前に、両國は連攜して力を捧げるべきだ。これは國際社會の期待と一致する。両國間のハイレベル往來を一層強化し、溝に適切に対処し、日中関係を新たな段階へ押し上げたい」と表明した。
「現在、戦後國際秩序を強化?維持し、多國間枠組を構築し、自由経済を発展させることは世界全體の利益にかない、アジア地域の利益にかない、日中両國の利益にもかなう」。日本の福田康夫元首相は開幕式のスピーチで「世界の主要なエコノミーである日中両國がこのために積極的に行動し、互いに協力することは両國にとって現実的に必要な事であり、時代の強い要請でもある」と述べた。