學校の寮に住む小飛さん(16)はある夜、同級生らとの會話が終わってから洗髪したものの、ドライヤーで少し乾かしたところで停電になった。半乾きの狀態で床に就いた。しかし、朝起きてみると、何か変であることに気付いた。歯を磨く時も口を完全に閉めることができず、口の中を洗う水が外に漏れてきた。鏡を見てみると、顔の右半分が麻痺し、目も閉じられない狀態だった。武漢晩報が報じた。
病院に行くと、醫師から「顔面麻痺」と告げられた。最近風邪をひいたこともなく、冷たい風にさらされたこともない小飛さん。髪が半乾きの狀態で寢たことが原因ではないかというのが醫師の診斷だった。
「前にも髪が半乾きの狀態で寢たことがあるけど、顔面麻痺になったことはない」と小飛さんは首をかしげる。小飛さんが行った病院の針灸科の尹瑩醫師は、「顔面麻痺は、顔面神経が刺激を受けたり、ウイルスに感染したりして腫脹することによって起こる。顔面神経は、莖乳突孔から出てきて雲の巣のように顔面全體に分岐している。溫かい時なら、洗髪後に乾かさなくても大丈夫だが、寒い時は、夜中になると抵抗力が弱まり、半乾きの髪が耳の後ろの顔面神経を刺激し、麻痺した顔面神経の血の流れが悪くなり、腫脹の原因になる」と説明する。