中國北方には、「舊暦12月7日と8日は余りにも寒くて顎が外れる」という、冬の極寒を表現することわざがある。國內最北の都市?黒竜江省哈爾濱(ハルビン)市では、昨年冬から今年の新春にかけて、10人あまりの子供が、朝眼を覚ますと「歪んだ口」になっていた。このように、子供の口や顔面が歪む癥狀が出るのは、ハルビンで続いている極寒天気が原因だ。中國新聞社が伝えた。
ハルビン市児童病院関係者は10日、「これまで滅多になかった子供の顔面麻痺癥狀が、2013年冬から今までに続々と起こっている。これは、今冬の當市の超低溫?厳寒天気で子供たちの身體が冷えきったことに加え、子供は咽頭や耳管が十分に発育していないことによる」と語った。
同日、この病院に4歳になる女児「寧寧ちゃん」が來院した。1週間前の朝、眼を覚ました彼女は、「歪んだ口」になっていた。親によると、寧寧ちゃんは前日までは普通に笑ったり話したりしていたという。
2013年冬に入り、ハルビン気象部門は寒波早期警報を何度も発令した。2014年春節(舊正月)前には、氷點下30℃の寒さが続き、最低気溫が氷點下33℃を記録した日もあった。中國伝統の節気の上では、すでに「立春」が過ぎて春を迎えたが、ハルビンの気溫は、今も氷點下20℃前後が続いている。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年2月11日