11月29日、山西省太原市の國家公務員試験受験會場。続々と會場に入る受験生たち。同日、中國の國家公務員試験(「國考」)共通科目の筆記試験が行われた。
29日午後5時、2016年度國家公務員募集共通科目の筆記試験がスタートした。中國新聞網が報じた。
今年の公務員志望ブームは、例年に比べやや冷めている。統計データによると、今年の試験では、招聘機関の受験資格審査にパスした応募者の総數は139萬5千人と、昨年(140萬9千人)に比べ1萬4千人ほど減少した。オンラインで受験料を納め、受験が確定した人は106萬9千人だったが、受験當日、実際に試験場に姿を見せた人は約93萬人、受験率は86.9%だった。つまり、受験資格を有する46萬人以上が、実際の受験を取りやめたことになる。
多くの人が受験を取りやめるという現象は、今に始まったことではない。「華図教育」の統計によると、2012年度國家公務員試験では、133萬人が申し込み、最終的に37萬人が受験を取りやめた。2013年度は、申込者133萬人、受験取りやめ38萬人超、2014年度は、40萬人以上が受験を取りやめ、そして昨年の2015年度では、受験取りやめは50萬人を超えた。46萬人以上が受験を取りやめた今年度の競爭率は、33倍まで下がった。