日本政府観光局(JNTO)がまとめた最新のデータによると、今年1~10月に日本を訪れた中國大陸部の観光客は428萬3700人に達し、前年同期の約2倍に増えた。同期の訪日外國人観光客の中で大陸部がトップだった。「北京商報」が伝えた。
同期の訪日外國人観光客は1631萬6900人で、同48.2%増加した。このうち大陸部の観光客は428萬3700人で前年同期の約2倍に増え、同期の訪日外國人観光客の約4分の1を占めた。大陸部は今や日本にとって最大の観光客供給源だ。
中國の國慶節(建國記念日、10月1日)の大型連休、円安、免稅店の増設といった要因がいずれも中國人の日本観光熱をあおった。日本観光と競爭関係にある韓國観光産業が中東呼吸器癥候群(MERS)の大打撃を受けたことも、日本には利益になった。今年夏には中國の客船の日韓航路が大人気で、このルートによって大勢の観光客が日本を訪れた。
今後も訪日外國人観光客は増え続ける見込みで、JNTOの田村明比古長官は、「今年は通年で訪日外國人観光客が1900萬人に達する見込み。日本政府はさきに2020年に訪日外國人観光客數を2千萬人に引き上げるとの目標を明らかにした」と述べる。
日本政府はこの目標に向けて、さまざまな措置を打ち出している。報道によると、最近は「民泊」に関する規制緩和についての議論が行われ、國民が観光客向けに有償で宿泊サービスを提供することを認める方向だ。この措置により日本にもたらされる経済効果は數兆円に上るという。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年11月24日