中國外交部(外務省)の華春瑩報道官は8日の定例記者會見で「中國側はロシア側が軍事行動について、ロシア側がシリア側の要請に応じたものであり、シリア國內のテロ勢力への打撃が目的だと表明したことに留意している。中國側は國際社會のテロ対策の努力を支持している。関係各國が意思疎通を強化し、合力を形成することを希望する」と表明した。
9月30日以降、ロシアはシリア國內のテロ勢力「イスラム國」に対して空爆を行い、國際社會から強く注目されている。
華報道官は「シリア問題の解決が遅れたことでテロ勢力の拡大を招き、人道的危機が激化し続けている。中國側は國際社會のテロ対策の努力を支持する。関係各國が意思疎通を強化し、合力を形成することを希望する」と表明。「中國側は政治的解決がシリア危機解決の根本的道であると常に考えており、平等で、包容的、開放的な政治的対話をできるだけ早く開始し、対話と交渉を通じて各方面の関心に配慮した解決策をまとめるべきだ。中國側は関係各方面と共に努力して、シリア問題の早期の適切な解決を推進することを望んでいる」と指摘した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年10月9日