中國の習近平國家主席が22日、國賓として初の訪米をシアトルから開始し、新舊の友人との集いで友好協力の願いを米國民に伝えた。(人民日報「鐘聲」國際論評)
「國と國との関係はつまるところ人々の支持が必要であり、最終的に人々に奉仕するものでもある」。同日開催された第3回中米省長?州知事フォーラムで、習主席は國家交流の真諦を深く説明するとともに、今回の訪米が「人々と向き合う」ものであることを示した。
アイオワ州の舊友が胸一杯の思いを込めて習主席に「お帰りなさい」と言った時、人々は深い友情とアットホームなもてなしを再び心から感じた。中米両國の人的往來が今日ほど頻繁になった背景には、こうした深い感情の強固な基礎がある。36年前の國交樹立時、雙方間の往來は年間數千人に過ぎなかったが、2014年には430萬人が太平洋両岸を往來した。
「過去30年余りの中米関係の発展は両國の地方と國民の支持のおかげであり、今後も依然として地方に頼り、地方に幸福をもたらす必要がある」。習主席は中米の地方協力を一貫して強く重視しており、今回の訪米でも市民に向けた演説で地方協力を強調した。中國の31省(自治區、直轄市)が米國の50州と43組の友好省州協定、200組の友好都市協定を締結している。過去10年間で米國の42州の対中輸出の伸びは3桁に達した。米側の統計では、過去5年間の中國の対米投資は年平均80億ドルを超え、現在も増加を加速している。「地方は最も庶民に寄り添っている。地方協力がうまくいくかどうかは、國レベルの協力が根を張るかどうかに関わる」。喜ぶべき事に、多くの統計は中米両國の地方協力の目覚ましい発展を証明している。
「中米友好の基礎は民衆にあり、希望は青年にある」。習主席は今後3年間に中米間で留學生を5萬人相互派遣し、2016年を「中米観光年」とすることを支持すると発表した。これは基礎を重んじ、長期的観點に立った措置であり、中米関係の素晴らしい未來に新たな活力を吹き込むに違いない。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年9月24日