〇市場シェアはわずか2割 常態(tài)に戻っただけ
周知のとおり、日系車は2011年まで長期にわたり、外資ブランドとして市場シェアトップの座を保ち続けていた。だが、中日関係が冷え込み、日系車ブランドの戦略上の問題が浮上したことから、その後は中國市場での低迷が続いている。日系車の販売臺數(shù)はここ數(shù)年縮小を続けており、大手日系各社の販売臺數(shù)は軒並み急激に落ち込み、「底を打って反発する」と言われて久しい。
今年上半期に入り、日系車はようやく回復(fù)の兆しを見せた。今年5月、中國市場における日系車メーカーのシェアが計20%に達し、2012年以前とほぼ同じレベルにまで回復(fù)した。
〇失われた高級車市場シェア 進めば進むほど狹まる回復(fù)への道
北京北辰亜運村汽車交易市場センターの顔景輝?副総経理は、「かつて、日系車の市場シェアは非常に長い間、ドイツ車と同じレベルだった。最近、日系車に回復(fù)傾向が表れているが、市場シェアは、まだドイツ車とかなりの差がある」と指摘した。
日系車の市場シェア低下は、単に「釣魚島(日本名:尖閣諸島)」領(lǐng)土問題だけのせいではない。より大きな原因は、日系主流製品の競爭力の落ち込みにある。技術(shù)革新スピードが遅すぎる、保守的な姿勢を崩さない、ブランドマーケティング戦略が不十分、競合相手の競爭力が高まってきたなど、様々な原因が全て、日系ブランドの競爭力優(yōu)位性を覆す要素となり得た。