「樹靜かならんと欲すれども風止まず」。安保法案が成立した後の日本は、安倍首相を含む右翼勢力に歯止めをかけなければならない。
まず、日本の野黨は力強い反対の聲を上げるべきだ。政権を握ってはいないものの、野黨が建設的役割を発揮するのは難しいことではない。野黨は、日本の國民の多くが安保法案に反対している今こそ、國民の側に立ち、國民と協力し、次の総選挙の際に「反対票」でもって安部氏を含む右翼勢力への不満を表明すべきだ。
次に、平和と発展を求め、戦爭に反対し、平等を促進しようとする世界的な流れが形成されつつある中、未來の世界は互いに切り離せない運命共同體であると信じる全ての國家と有識者は、國連という厳粛な場で、「第二次大戦後の世界秩序を覆そうとたくらみ、侵略の歴史を否定する日本を斷じて許してはならない」、「集団的自衛権の行使を言いがかりに、軍事的影響力を拡大させようというのが、日本の真の目的である」と表明することができる。日本が第二次大戦の侵略の歴史を水に流そうとし続けるなら、日本の常任理事國入りは、いつまでも実現できないだろう。
最後に、瓶の中で長い間封印されてきた「悪魔」が逃げ出せば、恐ろしい結果が待っている。懸念すべきは、かつて悪魔を瓶に閉じ込めた國--米國が今、悪魔が瓶から逃げるのを黙認していることだ。悪魔が復活すれば、世界に対して何をしでかすか、米國は知っているはずだ。もし米國が本當にそれを知らないならば、愚かで無知なだけだ。米國がそれを知りながら放任しているならば、結局は米國に災いが及ぶことになる。(編集SN)
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「人民網日本語版」2015年7月17日