中國のお正月映畫：興業(yè)成績が高いほどブーイングも大きい！？

　2013年の中國の映畫界では、興業(yè)収入が伸びる作品ほど批判も多いという不思議な現(xiàn)象が見られた。お正月映畫にもその傾向が見られ、封切と同時に興業(yè)収入を伸ばしながらも、批判の聲もどんどん高まるという作品が多いのだ。人民網(wǎng)が報じた。

　今年の中國のお正月映畫の傾向として、多くの馴染みの俳優(yōu)や監(jiān)督が、過去の路線に戻っているという點を挙げることができる。例えば、成龍（ジャッキー?チェン）は、「ポリス?ストーリー」シリーズ最新作「警察故事2013」で再び警察を演じ、1989年の大ヒット作「ゴッド?ギャンブラー」で知られる、周潤発（チョウ?ユンファ）も、王晶（バリー?ウォン）監(jiān)督の新作「澳門風雲(yún)」で、再び「ゴッド?ギャンブラー」を演じている。また、馮小剛（フォン?シャオガン）監(jiān)督の新作「私人訂制（パーソナル?テイラー）」では、再び葛優(yōu)（グォ?ヨウ）が起用されている。これらの作品は大ヒットと言える興業(yè)収入を記録しているが、各映畫関連の大手サイトの評価はどれも低い。

　「私人訂制」

　馮監(jiān)督がブレークするきっかけとなった1997年の「夢の請負人（原題：甲方乙方）」と、「私人訂制」のストーリーはほとんど同じだ。中心人物が4人おり、「夢を1日だけかなえてあげる」という業(yè)務(wù)を展開するのだ。テーマや構(gòu)造、監(jiān)督、シナリオなどが全て同じの同作品に対しては、「これまで多くの笑いをくれた馮監(jiān)督や王朔（ワン?シュオ）はどこへ行ったのか」と、ブーイングが高まっている。

　過去作のパクリ度：★★★★☆

　興業(yè)成績：★★★★

　「私人訂制」は、上映1週目の興業(yè)収入が3億1500萬元《約54億円》と、2012年の大ヒット作品『ロスト　イン　タイランド』の3億650萬元《約52億円》を抜いて、歴代トップに立った。
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