外交部(外務省)の24日の定例記者會見で、毛寧報道官は中國が露仏に月サンプルを寄贈したことに関する質問に答えた。
【記者】中國國家航天局は24日の「中國宇宙デー」のイベントで、中國がロシアとフランスに月サンプルを贈ったことを明らかにした。詳細を教えていただけるか。
【毛報道官】宇宙空間の探査と利用は、全ての國々の幸福と利益を図るものであるべきだ。これは広く認められた宇宙法の基本原則だ。月サンプルの國際的共有と共同研究は、各國の科學者が月の形成と変化を研究し、未知の世界を共同で探る上で助けとなる。國家航天局が説明した通り、今年4月のマクロン仏大統領の訪中時、中國はフランスに月の研究用サンプル1.5グラムを贈った。また、昨年2月のプーチン露大統領の訪中時、中國はロシアに月の研究用サンプル1.5グラムを贈った。その返禮として、今年3月の習近平國家主席の訪露時、ロシア側は中國側に月の研究用サンプル1.5グラムを贈った。中國が仏露に贈った月サンプルは、いずれも2020年12月に嫦娥5號ミッションによって月から採集したものだ。
中國は常に平等互恵、協力?ウィンウィンを基礎として堅持し、國際宇宙交流?協力を繰り広げている。我々はすでに、月サンプルの研究と科學的成果の共有を促進する「月サンプルの管理規則」を公布した。これまでに、オーストラリア、ロシア、フランス、米國、英國、スウェーデンの科學者が、中國の月サンプルの科學的研究に參加した。
我々は、各國とさらに協力を強化し、宇宙空間を共同で探査し、平和的に利用し、人類文明の進歩のために新たな一層の貢獻を果たすことを望んでいる。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年4月25日