外交部(外務省)の5日の定例記者會見で、中國ラオス鉄道が開通1周年を迎えたことに関する質問に毛寧報道官が答えた。
【記者】中國ラオス鉄道が先日開通1周年を迎えた。開通1周年にあたり、中國ラオス鉄道初の果物輸送用コールドチェーン特別列車が運行し、タイやラオスなどASEAN諸國の良質な農産物の対中輸出が本格的な鉄道輸送時代に入った。この事について、中國側としてコメントは。
【毛報道官】中國ラオス鉄道は正式な開通から1年で、24の貨物?旅客駅を開設し、延べ850萬人以上の旅客、1120萬トンの貨物を輸送し、輸送する商品の種類も10數種類から1200種類以上に増え、目覚ましい成果を挙げた。12月3日には、中國ラオス鉄道初の果物輸送用コールドチェーン特別列車が運行し、ラオス、タイ、ミャンマーなど東南アジア諸國の良質な農産物が、迅速な通関、國際貨物輸送の大規模化という中國ラオス鉄道の強みによって、より安全かつ迅速に中國市場に流通するようになった。
これと同時に、中國タイ鉄道の建設の著実な推進に伴い、中國ラオス鉄道はタイの鉄道システムとの相互接続を加速しており、インドシナ半島を貫く鉄道の大動脈が形成されつつある。今後、鉄道分野を重點とする中國?ラオス?タイの3國間協力は、実質的に準地域の発展水準へと高められ、國際物流のゴールデンルートとしての役割が一層顕著になるだろう。
先月、習近平國家主席はラオス、タイの首脳とそれぞれ、中國ラオス鉄道の総合的効果のさらなる発揮、中國タイ鉄道の建設加速、中國?ラオス?タイ間の鉄道協力の強化について、重要な共通認識に至った。中國はラオス、タイ雙方と引き続き上層部の重要な共通認識をしっかりと実行に移し、鉄道の建設と運営?保守を加速し、3ヶ國を結ぶ鉄道が沿線の人々に幸福をもたらし、「一帯一路」(the Belt and Road)の質の高い共同建設にさらなる貢獻を果たすようにする。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年12月6日