インターネット時(shí)代では、ネット流行語(yǔ)の世代交代は常に速いようだ。中國(guó)では最近、「emo」が多くのネットユーザーの口癖になっている。これは嬉しくない、落ち込むといったネガティブな感情の表現(xiàn)によく用いられる。「朝まで殘業(yè)し、emoった」「試験の成績(jī)が悪かった、emoった」などだ。中國(guó)新聞網(wǎng)が伝えた。
「emo」の意味については諸説がある。
本來(lái)、情緒的な音楽スタイルであり、ネット世界で「ゆううつ」「センチメンタル」「テンションが下がる」など複數(shù)の意味が派生したという説がある。
英語(yǔ)の「emotional」の短縮形で、不安定な情緒を形容する時(shí)に使われ、関連する意味は「嬉しくない」「困った」などに広がって使うこともできるという説もある。
心理學(xué)専門家の宋広文氏は、「現(xiàn)代社會(huì)は誰(shuí)もが忙しく、仕事が順調(diào)に進(jìn)まないといったことで緊張またはストレスを感じる。『emo』という言葉は人々の感情表現(xiàn)の需要にマッチする」と述べた。
心理學(xué)の視點(diǎn)から言えば、感情そのものは正しいも正しくないもないが、ネガティブな感情が長(zhǎng)期的に蓄積されると正常な生活のリズムに影響を與え、さらには病気を引き起こす可能性もある。
つらく感じたり、意気消沈したりする時(shí)には古典名著を読むという人がいる。「最近はよく(春秋時(shí)代の思想家老子が書いた)『道徳経』を読み、昔の人の知恵を?qū)Wぶ。『上善は水のごとし』という言葉に接すると癒やされる。それに、完璧主義に走らず、人に対して寛容になるよう注意を促してくれる」という。
もしイライラがしばらく続く時(shí)は、靜かな場(chǎng)所で一人で過(guò)ごし、頭を空っぽにするという人もいる。「安全なルートを選び、路線バスで最後のバス停まで乗り風(fēng)景を見れば、心がずっと穏やかになるはずだ」。
宋氏は、「一部のネットユーザーが『emo』という言葉をよく使うのは、感情の共鳴を求め、また自分の感情に注目してもらうことで、他者との交流で共通點(diǎn)を増やそうとするためだろう。ネガティブな感情が強(qiáng)い時(shí)は友人と雑談することでそれを発散したり、穏やかな音楽を聞き気持ちをリラックスさせたり、または適度な運(yùn)動(dòng)をしたりして、自分に適した発散方法を見つけるといいだろう」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2021年11月26日