歐州連合中國政府代表部の報道官は14日、NATO首脳會議共同聲明の中國に関する內容について、「NATOが中國をいわゆる『體制上の挑戦』としたのは、『冷戦思考の継続とブロック政治心理が災いしたもの』だ。中國が誰かに対して『體制上の挑戦』となることはありえないが、誰かが中國に対して『體制上の挑戦』をしようとするのなら、中國は無関心ではありえない」と強調した。中國新聞社が伝えた。
報道官は、「2021年の中國の國防費は1兆3500億元(約2090億ドル、1ドルは約110円)、対GDP比は1.3%であり、NATOの『及第ライン』を下回る。一方、2021年のNATO加盟30ヶ國の軍事費は総額1兆1700億ドルにも達する見通しであり、全世界の軍事費総額の半分以上を占め、中國の5.6倍だ。一體誰が世界中に軍事基地を設け、誰の空母が四方で武力を誇示しているのか、全世界の人々ははっきりと目の當たりにしている」と指摘。
さらに、「中國の発展を理性的に受け止め、様々な形の『中國脅威論』を誇張宣伝するのを止めるようNATOに促す。中國の正當な利益や合法的権利を、ブロック政治を弄し、人為的に対立を造り出し、地政學的競爭を刺激する口実にしてはならない。より多くの力を対話と協力の推進という正しい道に向け、世界と地域の安全?安定の維持に真に資する事をより多くなすべきだ」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年6月15日