1年で最も寒い時期となる二十四節気23番目の「小寒」を5日に迎え、寒波も襲來し、その寒さは厳しくなるばかりとなっている。中國天気網はこのほど、顔文字を使った中國全土の寒さレベル警報マップを発表した。6日から7日にかけては、今回の寒波で最も寒い期間となり、中國各地で一段と冷え込みが厳しくなりそうだ。10省?區では凍傷にも注意しなければならない。
中國天気網の首席アナリスト?胡嘯氏によると、華北や黃淮などの地域で、気溫が極端に下がり、前例のあまりないほどの極端な冷え込みとなる地域も多くなりそうだ。
今月6日、黒竜江省や吉林省、遼寧省、內蒙古(內モンゴル)自治區などでは、最低體感溫度が氷點下25度以下になり、肌を露出していると、あかぎれができたり、凍傷になったりする可能性がある。北京市や天津市、河北省、山東省、山西省、陝西省、甘粛省、青海省などでは、身體の芯まで冷え切って麻痺してしまいそうな寒さになるのに加えて、風が吹くため體感溫度は氷點下15度以下まで下がりそうだ。1月に寒さがこれほど厳しくなるのは珍しく、外出する際は、凍えて「ショックを受ける」ことがないよう、「完全裝備」する必要がある。江蘇省や浙江省、上海市、安徽省、貴州省、湖南省、湖北省などでも最高気溫は1桁臺で、セントラルヒーティングの供給がないそれら地域の人々にとっては、「おかしくなりそうな寒さ」になりそうだ。広東省、広西壯(チワン)族自治區、福建省、雲南省東部も「泣きたくなるほどの寒さ」になり、ダウンジャケットやズボン下が「標準裝備」となりそうだ。
北方エリアのほとんどの地域では、7日も「頭が割れるほどの寒さ」、または「凍り付くほどの寒さ」が続き、北京市や天津市、河北省、山西省、呼和浩特(フフホト)市、長春市、瀋陽市などでも今シーズンの冬入りから最低となる最低気溫を記録しそうだ。また、「泣きたくなるほどの寒さ」の地域の境界線は南下し、南方エリアのほとんどの地域が「おかしくなりそうな寒さ」になりそうだ。江蘇省、上海市、安徽省、湖北省の多くの地域の最高気溫は氷點下になり、今シーズンの冬入りから最低となる気溫を記録しそうだ。中でも江蘇省などの地域の最低気溫は氷點下10度に近づくなど、凍えるような寒さになるとみられている。
8日は、華南地域では引き継ぎ「泣きたくなるほどの寒さ」が続き、特に広東省や広西チワン族自治區などでは目に見えてじめじめとした寒い天気になり、広州市や南寧市のように最低気溫は4-5度にまで下がりそうだ。ただ華南や雲南省の一部の地域で気溫が下がるほか、中國の他のほとんどの地域では気溫が上昇し始めるとみられている。
中國天気網は、「今回の寒波で各地の気溫は急降下するため、體を冷やさないように、手袋、帽子、フェイスマスク、マスク、分厚い靴下など『完全裝備』を心掛け、風や凍結に注意するほか、風邪をひかないように対策を講じなければならない」と呼びかけている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年1月6日