遼寧省大連市が1月3日午後に開いた新型コロナウイルス対策をめぐる記者會見で、同市衛生健康委員會の趙連副主任は、「今回の當市における國內癥例はコールドチェーンで輸送される輸入食品の外裝に付著した活性狀態の新型コロナウイルスが発生源という初歩的な判斷が下された。今回はある1人の感染者が感染源となり、局地的なクラスター(集団感染)が生じた」と説明した。
今回の集団感染の特徴:
1.早期発見。感染者4人は、コールドチェーン関連の関係者を対象に毎週定期的に実施されているPCR検査で発見された。別の感染者1人は、新規入院患者を対象に実施されるPCR検査で、もう1人は、大學院試験の受験前検査で発見された。その後、濃厚接觸者をスクリーニングし、重點地域の住民全員を対象にPCR検査を実施し、感染者が次第に洗い出された。
2.速かった伝播速度。疫病學調査では、感染者が報告された2020年12月15日の時點で、ショッピングセンター?金座商廈で一気に伝播し、さらに、親族の會食やたくさんの人が集まる中でコミュニティ感染が発生したことが判明している。PCR検査の陽性者が続々と判明し、感染者が集中している5エリアが次第に浮かび上がってきた。まず、12月11日に袁さんの感染が判明。10日後の21日に重點地域のロックダウン管理が実施されるまでの間に、そこから4段階を経て計26人が感染した。
3.多岐にわたった伝播ケース。港灣エリアで働く作業員が商業エリアの中心にある金座商廈に行っていた。そこは多くの買い物客が訪れ、流動性も高い。感染拡大を食い止めるための防御線が、コールドチェーンや港灣からコミュニティ、ショッピングセンター、學校、病院などにまで張り巡らされ、伝播した人やケースが多岐にわたり、狀況が複雑化した。
4.感染力の強さ。スーパースプレッダーが出現した。35人目の感染者?金さんから、その親族の會食に參加していた10人全員が感染。さらに、その後、住んでいる団地の同じ棟の住民や日常生活で接觸した人などからも感染者が確認されており、本人も含め33人が感染するクラスターが生じた。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年1月4日