自動車市場は全體として數多くの挑戦に直面しているものの、BMWは引き続き研究開発に大量の資金を投入している。BMWグループが5日に発表した今年第2四半期(4-6月)の決算データによると、2020年上半期の研究開発費は計27億3400萬ユーロ(1ユーロは約125.1円)に上り、前年同期の27億9600萬ユーロからほぼ橫ばいだった。費用は主に電動化プロセスの推進に當てられ、たとえば電気自動車(EV)「iNEXT」の開発などに當てられたという。中國経済網が伝えた。
BMWの電気化への持続的な投資が収益を上げつつある。上半期には自動車販売量が全體としては低下したが、EVは前年同期比3.4%増の6萬1652臺に達した。BMWの予想では、EVはラインナップが持続的に充実するにつれ、下半期は販売量がさらに増加するという。
BMWが中國で進めた新エネルギー分野での投資が、電動化戦略の実施に向けた著実な基礎を打ち立てた。これまでに革新的な完全電気自動車の「iX3」が世界でお披露目され、年內に正式に発売されて海外市場へも投入されるという。同時に遼寧省瀋陽市にある華晨BMW高電圧バッテリー工場の第2期プロジェクトはまもなく生産を開始する。6月には、BMWと國網電動汽車服務公司が戦略的協力合意に達し、これから充電技術の研究とイノベーション、充電サービス商品の協力と普及、グリーンエネルギー協力の推進などの面で、中國のEV生態圏とデジタル化サービスの発展を共同で推進し、より多くの新エネ車オーナーにメリットをもたらすという。
深化を続ける配置、ますます充実する製品ラインナップにより、BMWは新エネ車分野で大きな成果を上げている。データによれば、上半期は中國新エネ車市場が全體的に下ぶれした中で、BMWの新エネ車販売量は流れに逆らって同49.1%増加を達成した。
BMW中華圏の高楽社長兼最高経営責任者(CEO)は、「目の前の危機が世界の未來の移動交通のモデル転換を加速するとともに、自動車産業全體の統合を促すだろう。BMWは中國市場に揺るぎない信頼感をもっている。當社は中國での、すでに決まっている投資計畫を予定通り推進し、特にデジタル化と電動化の分野での投資を推進するとともに、今後數年間は中國での足跡をさらに拡大することを目指す」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年8月7日