昨年の「第8回中日韓首脳會談」で開催合意に至り、中日韓の青少年の人的?文化交流を促進することを目的とした「悟空杯」中日韓青少年漫畫コンテスト2020の始動セレモニーが7月23日、北京で開催。オフラインの會場とオンラインをシンクロさせた新たなスタイルでの開催となった。人民網(wǎng)が報じた。
中國外文局副局長、総編集長の高岸明氏、外交部(外務(wù)省)アジア司の薛剣副司長、在中國日本大使館広報文化センターの藤岡謙一參事官、在中國韓國大使館の金萬洙文化広報參事官、コンテストの審査委員代表らがセレモニーに出席し、挨拶した。
高岸明副局長は挨拶の中で、「上半期は世界でも猛威を振るった新型コロナウイルスに直面した。そのような背景の下、中日韓三方のコンテスト組織委員會が新型コロナウイルスがもたらした苦境を克服し、心を一つにして協(xié)力しコンテストの準備を進め、今日、無事始動することができた。私たちの手を攜えてイベントを成功させようという決意と、自信の表れだ」としたほか、同コンテストの位置付けや発展の方向性を説明し、「2016年から2019年にかけての期間、私たちは、中日韓の関連機関と連攜して、『悟空杯』を2度開催し、漫畫を通して、中國と外國の人的?文化交流を推進する優(yōu)れた效果と明るい見通しを目にすることができた。今年の悟空杯では初めて、中日韓の青少年にスポットを當て、優(yōu)秀な作品を募集すると同時に、研學、交流、創(chuàng)作、育成、原作関連、開発など、豊富で多彩な交流、協(xié)力の機會を提供している。3ヶ國の漫畫の分野のオリジナル生態(tài)プラットホーム、人的?文化的交流プラットホームになることを期待している」と語った。
薛副司長は挨拶の中で、「報道によると、2019年、中國の二次元(アニメ?漫畫?ゲームなどを総じたジャンル)ユーザーは3億人を超えた。3ヶ國の青少年が今回のコンテストを通して、友情を築き、漫畫を通して3ヶ國の友好、協(xié)力の物語を描き、3ヶ國の協(xié)力のより素晴らしい未來を描き出すことを望んでいる」と語った。
藤岡參事官は挨拶の中で、コンテストが無事開幕したことを祝福し、「新型コロナウイルスの影響により、日中韓の文化交流が一時的に各地で延期になったり、一時的に停止したりしている。悟空杯の開催は警戒したムーブを打破するきっかけとなる。今回のコンテスト開催を通して、3ヶ國の漫畫の分野の交流、協(xié)力がより一層促進されることを期待している」と語った。
また、日韓両國の協(xié)力機関の代表や審査委員の代表がビデオ通話を通してセレモニーに出席し、オンラインで挨拶を行った。
またセレモニー會場では、コンテストのマスコットキャラクター「悟空」がお披露目された。「悟空」の顔は、中國の京劇の隈取をモチーフにしており、赤、黃色、青、白、黒の5色を使用。3ヶ國の國旗の色の要素が採用されているだけでなく、東洋文化の価値の追求や哲學の思想が表現(xiàn)されている。赤は勇敢、青は誠実、黃色は知恵、黒と白は対立的事物の統(tǒng)一の弁証法の思想を表している。このデザインには、3ヶ國の青少年が東洋の文化の養(yǎng)分を吸収し、成長し、交流がうまくいくことを期待する思いが込められている。その他、「悟空」は頭に孫悟空の輪「緊箍児」をつけていない。これは、3ヶ國の青少年に、自由な発想で、自由に創(chuàng)作してほしいという期待が表されている。
その他、會場では世界の約10ヶ國の有名な漫畫家の新型コロナウイルスとの闘いをテーマにした漫畫作品が展示された。
コンテストのオフィシャルサイト:www.wukongcomic.com