空いた時間を利用して読書
北京一書科技の李海洋?最高経営責任者(CEO)率いるチームの起業プロジェクトである「一書」は昨年10月11日に第1號店が設置され、これまでに2000人が利用した。利用者で最も多いのは18-50歳の人で、最年少は8-9歳の小學生だ。李氏にとって予想外だったのは、子供たちが読書に大きな関心を抱いていることで、勁松第四小學校では、全ての図書が1日で全て貸し出された。また、アパートやビルなどに設置されている「一書」には、毎日のように夜中に本を借りに來る人がいるという。
李氏は、「中國の成人の年間読書量は、日本や韓國、歐米よりはるかに少なく、5冊以下。韓國はその2倍、日本は4倍、米國は6倍だ。中國は伝統文化大國で、世界一の出版大國でもあるにもかかわらず、國民の読書量はそれらの先進國とは大きな開きがある。実際には、多くの人は読者が嫌いなのではなく、24時間読書関連のサービスを提供するインフラが不足しているほか、優秀な図書作品を専門に提供するオフラインのプラットフォームが不足している」と分析する。
劉佳琪さんは半月前に、環狀線の五環路外のエリアに位置する団地?超級蜂巣に「一書」があるのを見つけたといい、「とてもおもしろいので、利用してみようと思った。オンラインなら実際に手に取って見ることはできず、買った後に『騙された』と感じることもある。でも、『一書』なら、借りてみておもしろくなければ返卻すればよく、損することはない。駅や空港、銀行、地下鉄にもあればもっといいと思う。そうすれば、好きな時に借りて空いた時間に読書をし、好きな時に返卻できる」と話す。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年4月13日
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