周知のように、「THAAD」の能力は朝鮮に対する防御の必要性を遙かに超える。「THAAD」を韓國に持ち込めば、中國の戦略安全に直接影響し、北東アジアとアジア太平洋の均衡を崩すのは確実であり、さらに大きな範(fàn)囲での戦略再均衡競爭を招く恐れがある。米國のこの行動は「その野心は誰もが知っている」だと言えよう。
その三、自己矛盾。米國は朝鮮半島問題の利害関係者だが、北南雙方に対して長年全く異なる政策をとってきた。南部に対しては安全保障を提供する一方で、北側(cè)に対しては高圧的に抑え込んできた。これは朝鮮半島関係の緩和?改善に無益だ。米國は口先では核問題を解決する必要があると言っているが、朝鮮との接觸?信頼を欠き、朝鮮半島核問題は解決困難なだけでなく、一層激化している。朝鮮半島核問題と朝鮮半島問題における米國の立場が、心にもないことを言う、自己矛盾したものであることは明らかだ。
上述の問題を解決するうえで、超大國は一體能力が不足しているのか、それとも誠意を欠いているのかと問わざるを得ない。さらに米國は朝鮮半島核問題の解決を心から望んでいるのか、それともこの問題が長期間存在して、自らが北東アジアに干渉する取っ掛かりとし、ワシントンを中心とする東アジア地域同盟に門を開き、自らがアジア太平洋と世界を長期間主導(dǎo)する助けにしようとしているのかと問いただす必要もある。
米國に厳しく警告できるのは、朝鮮半島問題の扱いが不適切なら、アジア太平洋の平和?安定に無益なだけでなく、自國の願望と甘い夢を?qū)g現(xiàn)することも不可能だということだ。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2016年2月17日
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