外交部(外務省)の陸慷報道官は3日「中國側は朝鮮が今月中に衛星を打ち上げることに重大な懸念を表明する。朝鮮側が自制を保ち、朝鮮半島情勢の一層の緊張とエスカレートを招きかねない行動を取らないよう希望する」と表明した。
陸報道官はまた「朝鮮半島の近隣國として、中國側は朝鮮半島の混亂、戦爭を斷じて認めない。朝鮮半島の非核化という大きな目標にいかなる國が自國の利益を持ち込むことを斷じて認めない」と表明した。
【記者】ラッセル米國務次官補は、弾道ミサイル技術を利用して打ち上げを行うのは國際的義務への重大な違反行為であり、朝鮮に対して一層厳しい制裁を課すべきであることをさらに力強く証明するものだとした。また、朝鮮の最新の聲明は國連安保理、中國、國際社會に対する蔑視だとした。これについてコメントは。
【陸慷報道官】現在の情勢下、國際社會の直面する最も差し迫った課題は、いかにして朝鮮半島の非核化プロセスをしっかりと推進し、平和と安定を確実に維持するかであり、それ以外の何ものでもない。ケリー國務長官も先週の訪中時に制裁自體は目的でないことを公に表明した。
中國は6カ國協議の議長國として、朝鮮半島非核化プロセスの真の推進、関係各國の合意形成のために極めて苦しい努力をしてきた。6カ國協議が停滯したこの數年、関係國が圧力や制裁をかけることをひたすら主張する中、朝鮮は核実験を行った。この意味において、朝鮮は確かに関係國にびんたを食らわせた。このびんたが誰の顔に食らわせられたかは、分っているはずだ。
中國側は関係國が交渉を通じて朝鮮半島の核問題を解決することを望んでいる。緊張のエスカレートは望んでいない。だが関係國が執拗にそうするのなら、われわれも阻止できない。
だが中國側が厳粛に強調しなければならないのは、朝鮮半島の近隣國として、混亂、戦爭を斷じて認めない。朝鮮半島の非核化という大きな目標にいかなる國が自國の利益を持ち込むことを斷じて認めないということだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2016年2月4日