公安部が「テロ対策擔(dān)當(dāng)官」　元公安部長助理が就任

　公安部（公安省）ウェブサイトによると、公安部の劉躍進(jìn)元部長助理（次官補）がテロ対策擔(dān)當(dāng)官に就任した。北京青年報が伝えた。

　テロ対策擔(dān)當(dāng)官というポストを公安部が設(shè)けるのは初めてだ。これについて専門家は、対テロの取り組みを中國が一層重視していることを意味すると指摘する。これまでは公安部の副部長の職務(wù)にテロ対策が含まれていた。

　テロ対策擔(dān)當(dāng)官を設(shè)けたことは、決して想定外のことではない。今年に入り、習(xí)近平國家主席は國際的な場でテロ対策活動についての見解を繰り返し表明してきた。BRICS首脳會議では「テロリズムはわれわれの直面する最も厳しく差し迫った安全上の試練となっている」と指摘。COP21でプーチン大統(tǒng)領(lǐng)と會談した際にはロシアを含む國際社會と対テロ協(xié)力を強化する意向を表明した。習(xí)主席は國內(nèi)のテロ対策活動も強く重視している。昨年4月の第18回黨大會後の初の新疆視察では、テロ対策活動が視察の重要な內(nèi)容の1つとなった。（編集NA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2015年12月21日