■教室で記念撮影を行う日中の若い世代
この日のイベントは3時間に及んだ。その間、流行のファッションを身に著けた日本の女子大生は真剣な様子で中日教員たちの座談會を聞いていた。明治大學で國際関係を専攻する山下花奈さんだ。山下さんは、座談會が終了した後、金寮中學のクラスメートと記念撮影を行った。
山下さんは、「中國の生徒たちは我々のことを恨んでいるだろうと思っていた。でも、とても友好的だった」と意外そうに語った。「日本で一般的な歴史観から、日本が負けたのは米國であって、中國ではないと考えていた。戦爭が中國の人々に與えた苦しみについて理解が足りなかった。今回、金陵中學の歴史の授業を聴講したことで、本當の歴史が理解できた」と語った。
一方、金陵中學の李俊さんは、「日本から代表団が來ると聞いて、いくつかの簡単な日本語を覚えた。たとえば、『こんにちは』とか『はじめまして。よろしくお願いします』といったような。山下さんに話したことは、戦爭の歴史を理解することは、歴史の真相を記憶しておくためであり、恨みのためではない」と語った。(編集MZ)
「人民網日本語版」2014年12月31日