溫州市永嘉県のある社長が、年末のボーナスとして、従業員に「100元札のつかみ取り」を提供し、最高で2萬元(約38萬円)を手にした者もいたという。このエピソードはネットで大きな話題を呼び、騰訊(テンセント)董事會主席の馬化騰氏も議論に參加し「私の會社で働きなさい。一人1億元(約19億円)を…」と冗談をとばした。新京報が伝えた。
これまでに公開されている資料から、多くの「土豪」(金遣いが荒く品のない金持ちを表す言葉)企業が大量の現金や豪華観光、日本の女優を招いた忘年會、両親を招いた忘年會といった話題性のある年末ボーナスを提供していることがわかる。一方、饅頭一箱や社長が廟で祈禱した際にもらった赤いベルト、最高賞金額が500萬元(約9631萬円)の寶くじ1枚だけなど、「懐の寒い」企業も負けじと「獨自」の年末賞與を支給しているようだ。
今年も企業従業員の「年末のボーナスがなければ、ぐれてやる!」といった叫びが聞こえるが、2014年の忘年會ではどういった驚愕ボーナスが発表されるのだろうか。
去年話題になった年末ボーナス
驚愕の高額ボーナス
ある不動産會社が2013年の忘年會で支給した給與や賞與の総額は1100萬元(約2億円)に達し、従業員は最高で200萬元(約3852萬円)を手にした。
思いやりボーナス
あるベンチャー企業の行政?財務兼炊事擔當の従業員は2013年の忘年會で、鶏がらスープの素1缶を手にした。社長は「2014年は肉の多いメニューにしてやってくれ」と書かれた紙と現金を一緒に袋に入れて渡したという。
直接的なボーナス
劉強東は京東商城の2013年忘年會で、現金50萬元(約962萬円)を抽選方式で會場で支給し、別の50萬元を殘業中の従業員に支給した。
「土豪」ボーナス
金山ネットワークは2013年の忘年會で、最優秀従業員10人に8か月分の月給と10萬元(約192萬円)相當の金のネックレスを贈った。
「奇妙」なボーナス
臺灣のある企業は2013年の忘年會で、棺おけを賞與として支給した。社長によると、環境に優しい棺で、価格は1萬(約3萬7758円)~1萬2千(約4萬5310円)新臺灣ドル相當だという。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年12月31日