<グラフ>人口10萬人あたりの自殺者數(ウィキペディア中國語版より) |
読売新聞のニュースサイトの3日の報道によると、後を絶たない自殺やいじめを防ごうと、NPO法人「再チャレンジ東京」(新宿區)が漫畫冊子「いじめ?自殺のない國をめざして」を発行した。今後、都內の各小、中學校に贈呈し、漫畫を通じて児童生徒らにいじめ根絶や自殺防止を考えてもらいたいという。國際在線が報じた。
先進國である日本は、物質的に恵まれ、健全な醫療體制も整っているにもかかわらず、1998年以降、毎年自殺者數が3萬人を超え、先進國の中で自殺率が最も高いという、理解しがたい現実になっている。特にここ10年、いじめを理由に毎年100人以上の在學中の學生が自殺しているというデータには驚かされる。青春真っ盛りの學生が自ら命を絶っている、その背後の原因をよく考えなければならない。
日本の學生の自殺率の上昇は、「いじめ」と深い関係がある。2006年に福岡県で13歳の少年が自宅の倉庫內で首を吊って自殺した事件では、いじめに耐えられなくなったという遺書が殘されていた。學校で起きるいじめは、現在の日本社會では決して珍しいことではない。毎日新聞の報道によると、12年、日本全國の警察が摘発?補導したいじめが原因の事件は260件、同事件の検挙?補導人員は511人にのぼることが明らかになっている。いじめられる學生は挫折感や危機感を感じ、客観的に見ても、その後の人生の歩みに大きなマイナスの影響が及ぶことは明らかだ。