宇宙ステーション燃焼科學実験キャビネットのメタンガス燃焼の様子(左)と、地上の同一條件のメタンガス燃焼の様子(右)。 畫像出典:中國科學院工學熱物理研究所と清華大學燃焼エネルギーセンター
中國科學院宇宙応用工學?技術センターがこのほど明らかにしたところによると、宇宙ステーション実験モジュール「夢天」が2022年10月末に軌道に打ち上げられてから、夢天の各科學実験キャビネットが給電検査及び基本機能セルフテストを相次いで遂行した上、機能指標テスト及びパラメータ最適化を行った。計畫に基づきモジュール外ペイロードの保溫、高精度時間周波數キャビネット及び極低溫原子キャビネットの真空保持、ペイロードの軌道上試験などの50數件の任務を遂行した。各科學実験キャビネットは現在、稼働狀況が安定しコンディションも良好だ。科學実験プロジェクトは、流體、二相、高溫、燃焼などの関連実験キャビネットで展開されている。人民網が伝えた。
夢天の燃焼科學実験キャビネットは2月16日、初の軌道上點火試験に成功した。今回の點火実験はメタンガスを燃料とし、前後2回の點火は合計で約30秒続いた。高速カメラが伝送した実験畫面には、メタンガス予混合燃焼の炎(內側の円錐形の炎)が拡散する炎に包まれる様子がはっきり示された。
燃焼キャビネット科學実験システムチーフデザイナーで、中國科學院工學熱物理研究所研究員の鄭會龍氏は、「今回の點火成功は、宇宙ステーション燃焼科學実験システムの機能の完全性及び実験フロー全體の正確性?科學性を検証し、今後の宇宙科學燃焼実験プロジェクトに向けて良好な基礎を築いた」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2023年3月3日