アラブ首長國連邦(UAE)のドバイで開催されていた國際博覧會(ドバイ萬博)が3月31日、半年間の會期を終えて閉幕し、「中國の光」(The Light of China)と命名された中國館も閉館した。會期中、各パビリオンを取材したエルサルバドルのメディア関係者のエドソン?メラーラさんは、中國館に深い印象を受けたという。
扇を使った太極拳、竜舞や獅子舞、書道、切り紙などのパフォーマンスから、高速鉄道の試乗シミュレーション、宇宙探査、スマートシティ體験まで、さまざまなプログラムのうち、メラーラさんが最も強く興味を覚えたのはテクノロジー感満載の雙方向プログラムで、「たとえば、スマート生活展示エリアでは、來場者はエントランスで固有のQRコードをもらい、それを読み込ませてインタラクティブな活動を行い、未來のスマート生活を體験できた」という。
中國館は「人類の運命共同體を構築——イノベーションとチャンス」をテーマに、「共通の夢」、「共通の地球」、「共通のふるさと」、「共通の未來」の4つの切り口で展示が行われた。ドバイ博で展示面積の大きい外國館の1つであり、最も人気があるパビリオンでもあった。展示期間中の來場者は累計で延べ176萬人を超えたという。
會期中、中國館は開館式典や中國國家館デーなどの重要イベントを開催し、中國24省?自治區?直轄市と3千社を超える企業を組織してオンラインとオフラインが結合したスタイルで展示、PRイベントや商談會、企業誘致?資本導入プロモーションなどのイベントを100回以上開催し、調印された協力合意は100件を超えた。3月30日に行われたドバイ博各賞授賞式では、博覧會國際事務局(BIE)からドバイ博大型?超大型の獨自建設タイプパビリオン建築類の「萬博賞」銅賞を授與された。これにより、中國館は4回連続で萬博の重要な賞を受賞したことになる。
BIEのディミトリ?ケルケンツェス次長は、「中國は萬博の趣旨を深く理解し、そのことはドバイ博の中國館に生き生きとした姿でよく現われていた。人類の運命共同體の構築という壯大なテーマも、それぞれの生き生きとした展示プログラムも、萬博の精神とぴったり一致していないものはなかった」と述べた。
今回の萬博のスムーズな開催を中國の技術がバックアップした。萬博公式ロボット型マスコットのオプティは、中國のテクノロジー企業が設計製造を手がけたもので、他のスマートロボット150臺あまりとともに、萬博で來場者を迎える、雙方向のやりとりをする、問い合わせに応じる、飲食品を運ぶなどのサービスを提供した。ドバイ萬博のタリック?オリベイラ?シャー執行副代表は、「中國の技術に支えられて、ドバイ萬博はより高度なテクノロジーのウェイトを示すことができた。これから中國とより多くの協力を展開することに期待している」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年4月4日