過去1年間、中國主要航空會社は巨額の損失の暗闇から抜け出せず、新型コロナウイルス感染癥が民用航空業(yè)に與えた影響の深さと持続性は予想を超えている。
3月30日夜、中國國有3大航空會社である中國國際航空、中國南方航空、中國東方航空が相次いで決算を発表した。それによると、21年には3社とも100億元(1元は約19.3円)規(guī)模の損失を出し、損失額が前年よりさらに拡大した。全體的に見ると、3社の損失を合わせると409億5700萬元に達する。
注目されるのは、東方航空が決算の中で、22年3月21日に傘下の東方航空雲南公司が運航する旅客機MU5735便(機體はボーイング737)が、昆明から広州に向かう途中で墜落した事故に觸れたことだ。現在、事故の原因は調査中であり、東方航空は調査の今後の進展狀況を緊密にフォローして、企業(yè)の財務狀況、経営の成果などに與える影響を評価するとしている。
3社の決算によると、國際航空の21年の営業(yè)収益は前年同期比7.23%増の745億3200萬元、純損失は166億4千萬元、前年の純損失は144億1千萬元だった。
南方航空は昨年、業(yè)績がさらに低下した。21年の営業(yè)収益は同9.81%増の1016億4400萬元、純損失は121億300萬元、前年の純損失は108億4200萬元だった。
東方航空は21年の営業(yè)収益は同14.5%増の671億3千萬元、純損失は同3億8千萬元増の122億1400萬元だった。
國際航空運送協會(IATA)の予測では、グローバル航空業(yè)は22年も損失の狀態(tài)が続き、情勢は引き続き厳しいが、旅客は外出?旅行に対して意欲を示しており、業(yè)界が持続的な回復を遂げることが期待されるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年4月1日