米スペースXの打ち上げた「スターリンク」衛(wèi)星が中國の宇宙ステーションに2回にわたって接近し、中國の宇宙飛行士の生命と健康を脅かした。しかし、宇宙開発の専門家からは、いわゆる「中國が発生させたスペースデブリ(宇宙ごみ)」の危険性を誇張するコメントも聞かれる。
これについて、中國外交部(外務(wù)省)の趙立堅(jiān)報(bào)道官は29日の定例記者會見で、「1967年の宇宙條約に基づき、各國は自國の民間企業(yè)による宇宙空間でのあらゆる活動に対して責(zé)任を負(fù)う」と指摘。「中國の宇宙ステーションと宇宙飛行士の安全が脅かされたという事実を軽く扱い、いわゆる『中國によるスペースデブリ』の脅威を誇張するコメントは、宇宙空間における中國の正常な活動を歪曲することで國際社會の視線をそらす企てであり、完全に論點(diǎn)のすり替えであり、逆ねじを食わすものだ」とした。
また、「中國は常に全人類の福利を図る精神に基づき宇宙を平和的に利用している。宇宙空間は法の及ばぬ場所ではなく、各國はいずれも國際法に基づく宇宙の國際秩序を尊重し、維持し、責(zé)任ある姿勢で軌道上の宇宙飛行士の生命の安全と宇宙施設(shè)の安全かつ安定した運(yùn)用を守るべきだ。中國側(cè)はこの事について、各國と意思疎通や協(xié)力を続けることを望んでいる」と強(qiáng)調(diào)した。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年12月30日