中國生物技術股份有限公司のチーフサイエンティストの張雲濤副総裁は5日に行われた虹橋國際経済フォーラムの分科會「全國民の健康と経済社會との調和の取れた発展:新理念?新原動力」で、「現在、全國の特殊な層6千萬人を対象に新型コロナウイルスワクチンの3回目となるブースター接種を始めている。ブースター接種が終われば、個體の抗體が數倍から數十倍増加し、変異株の予防に有効だ」と述べた。
張氏の説明によると、中國生物は昨年4月12日に中國食品薬品検定研究院の審査と臨床試験に合格し、同日に河南省での第2相臨床研究の中でブースター接種の研究計畫を立てた。臨床プロセス全體の中で、研究によって良好なデータが取得され、ブースター接種の安全性データは第1-2回接種よりも高かった。
張氏は、「同時に、私たちは海外のアラブ首長國連邦(UAE)で2回の接種を終えてから1ヶ月後、4ヶ月後、6ヶ月後のブースター接種の體系的研究と保護能力の研究を進めている。海外の研究での抗體増加率は中國國內のデータと一致し、安全性データも良好だ。3回目の接種後のUAE現地の感染癥発生率は、ワクチン臨床実験が進む過程で著しく低下している」と続けた。
張氏はまた、「過去半年間に、中國國內と海外に感染癥流行の波が何度か訪れたが、データを見るとワクチンを2回接種していればデルタ変異株による重癥化や死亡を防ぐ効果があり、感染リスクを減らす作用もあることがわかる」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年11月6日