ロシアのペスコフ大統領府報道官はこのほど、「ロシアは中國と新型コロナウイルス対策の分野で緊密で効率的な協力を行っており、今後も続けていく」とした。
在ロシア中國大使館によると、中國の康希諾生物公司(カンシノ?バイオロジクス)がロシア側パートナーのペトロバックスと共同実施した新型コロナウイルスワクチンAd5-nCoVの第Ⅲ相臨床試験は非常に理想的な試験データを得た。すでにロシアで登録を申請し、管理當局の承認を待っている。國際的に権威ある醫學雑誌「ランセット」で、同ワクチンの有効性と安全性に関するデータがこのほど公表された。
「パンデミックの試練を前に、中露両國は二國間、多國間のレベルで支持し合い、感染防止?抑制及び診療プラン、検査試薬、ワクチン、治療薬開発?生産などの分野で幅広く協力してきた」。中國の張漢暉駐露大使は、「両國の政府と関係機関が関與し、サポートする中、すでに両國は數10件の協力事業を始動している。例えば、雙方は中露科學技術革新年の枠組みで共同研究室の設置を決定し、中國國家自然科學基金委員會はロシア基礎研究財団と特別協力事業を立ち上げた」と説明した。
ロシアのアンドレイ?デニソフ駐中大使は、「純金は火による精錬を恐れず」との言葉で両國の新型コロナ対策協力を形容。「感染防止?抑制期間、露中両國は互いを力強く支持し、人道的支援、醫療設備の供給、感染の抑え込み等の面で幅広く協力してきた。両國の協力は世界がパンデミックに打ち勝つための多大な貢獻となるだろう」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年3月22日