京杭大運河の河北省泊頭市區間の沈沒船から発見された磁器の破片。 |
世界文化遺産にも登録されている北京市と浙江省杭州市を結ぶ京杭大運河の河北省泊頭市區間において川底清掃作業を実施していた企業が、このほど明(1368-1644年)の時代の沈沒船を発見した。文化財當局が引き揚げに向けて計畫を進めており、今月上旬にも屋內に移送して詳細な発掘調査を実施する予定だという。新華社が報じた。
初期段階の調査で、沈沒船の長さは約15メートル、幅約3メートルであることが確認されているが、船體の大部分が泥に覆われているため、船首と船尾は特定できていないという。
作業員が沈沒船を覆っていた汚泥の清掃作業をしていた際に、牛や羊の骨、磁器や陶器の破片を発見した。発見現場で初期調査にあたった考古學者によると、出土した文化財と船體の層準や堆積物の狀況からして、明の時代の貨物船ではないかと初歩的な判斷を下している。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年2月3日