李克強総理が議長を務める國務院常務會議は1日、地域的な包括的経済連攜(RCEP)協定の発効?実施に関する作業を加速して、自由貿易を維持し、協力?ウィンウィンの新たな空間を開拓するための方針をまとめた。新華社が伝えた。
會議は関係當局に対して、中共中央と國務院の方針に従い、責任を履行し、協定に照らし合わせて任務の分業と期限を明確化し、協定の発効?実施に向けた國內の関連作業をできるだけ早く完了するよう指示。以下を挙げた。
(1)當局間の連攜を強化し、國內の承認手続きを加速し、物品貿易、サービス貿易、投資、自然人の移動などの分野の開放を推進し、貿易と投資の自由化及び円滑化、知的財産権の保護、貿易救済、電子商取引、政府調達、中小企業、経済技術協力等の面で、より高水準のルールを実行する。
(2)協定実施後に域內の物品貿易において関稅の撤廃される製品數が全體で90%に達することなどを念頭に、関稅減免、稅関手続きの簡素化、原産地規則の技術的準備、製品標準の共通化や相互承認などの面で、協定実施措置の策定を急ぎ、急送貨物や腐敗しやすい貨物の6時間以內の通過実現を目指す。協定におけるサービス貿易全體の開放の約束は締約國間の現有の自由貿易協定(FTA)の水準を顕著に上回る。研究開発(R&D)、経営コンサルティング、製造業関連サービス、介護サービス、専門設計、建築など多くのサービス部門についての中國の新たな開放の約束に従い、開放措置を一つ一つ実行に移す必要がある。
(3)協定の実施と関連する規則や制度の整理及び整備を急ぎ、協定の定める拘束的義務の的確な履行を確保し、國內行政措置と手続きのコンプライアンスを確保する。
(4)地方政府、業界団體、企業に向けた協定実施に関する説明?研修を強化して、數多くの企業を中心に各方面が協定の規則を熟知?把握し、開放と競爭のもたらすチャンスと試練をより広い範囲、より高い水準で全面的に認識し、市場競爭の中で協力と発展の空間を開拓するようにする。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年12月3日