「新型コロナウイルスの感染が世界で拡大?蔓延しつつある中、中國は関連産業チェーンや供給チェーンが中國を離れることを懸念しているのではないか」という記者の質問に対し、中國外交部(外務省)の耿爽報道官は11日の定例記者會見で次のように回答した。
【耿報道官】國際社會は中國の産業チェーンと供給チェーンのプレッシャーに対する強靭性を評価している。現在のところ、産業チェーンと供給チェーンが感染拡大の影響で中國から國外へ大規模に移転するような現象は見られない。
新型コロナウイルス感染拡大の中國経済に対する影響は一時的であり、また限定的でもある。中國経済の長期的好転というファンダメンタルズや、中國経済の質の高い発展を支える要素や條件に変わりはなく、國際社會は依然として中國経済の発展見通しに対し強い信頼を寄せている。同時に、中國には世界で規模が最も大きく、カテゴリーが最も揃い、関連設備が最も整った製造業體系があり、世界の産業チェーンと供給チェーンにおいて重要な地位を占めている。
グローバル化の時代において、各國の利益は深く結びつき、産業チェーンと供給チェーンは自他が分かちがたいほどに融合している。感染拡大を前にして、世界の産業チェーンと供給チェーンを人為的に切斷しようとし、さらには「移転する」、「つながりを斷つ」などと騒ぎ立てることは、現実的でもないし、賢明でもない。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年3月12日