米下院は4日、「2019年臺北法案」を可決した。同法案は他國の対臺灣関係の調(diào)整狀況に基づき、その國との経済?安全保障?外交面の結(jié)びつきを強(qiáng)化または弱めるよう米政府に要求する。同法案は「一つの中國」原則と中米間の3つの共同コミュニケの規(guī)定に深刻に違反し、國際法と國際関係の基本準(zhǔn)則に深刻に背くものであり、中國側(cè)は斷固として反対する。(人民日報「鐘聲」國際論評)
世界には一つの中國しかなく、中華人民共和國政府が全中國を代表する唯一の合法的政府であり、臺灣は中國の領(lǐng)土の不可分の一部だ。「一つの中國」原則は人心の向かうところ、大勢の赴くところであり、國際社會の普遍的な共通認(rèn)識でもある。今や世界180か國が中國と國交を樹立している。「一つの中國」原則を基礎(chǔ)に中國と関係を構(gòu)築し発展させ、歴史の発展の大勢と時代の進(jìn)歩の潮流に順応する國々が増えている。これは自國の根本的?長期的利益にかなう正しい選択であり、いかなる理由なき干渉も非難もされるいわれはない。米側(cè)の一部の政治屋が臺灣に関する問題で小細(xì)工を弄し、歴史の潮流に逆らって動こうと愚かにももくろむのは、全く身の程知らずだ。
早くも40數(shù)年前に米國は「一つの中國」原則を基礎(chǔ)に中國と國交を樹立した。それなのに近年米側(cè)は中國との國交樹立を望む他の主権國家への恫喝や亂暴な干渉を繰り返し、他の主権國家と中國の正常な國家関係の発展を妨害しようと企てている。2018年8月にエルサルバドルが臺灣と「斷交」する前に、米高官は「懲罰」すると脅した。だがエルサルバドルは米國の圧力を恐れず、毅然として中國と國交を樹立した。2019年9月にソロモン諸島が中國との國交樹立を決定した後、米國の首脳はソロモン諸島の首脳と開発協(xié)力問題を話し合うのを拒否することで圧力をかけた。今や米議會は臺灣関連の法案を可決して他國と中國の國交樹立を公然と妨害しようと企てている。これは間違いなく露骨なダブルスタンダードであり政治的覇権だ。
現(xiàn)代の世界では主権の平等、相互內(nèi)政不干渉など國際関係の基本準(zhǔn)則が深く人々の心に浸透しており、國內(nèi)法によって他國の內(nèi)政に亂暴に干渉しようと愚かにももくろむ行為は社會公認(rèn)の正しい道理と國際正義に背くものであり、國際社會から唾棄されるのは必至だ。中國は一貫して國際関係の民主化を提唱し続け、「國家は大小?強(qiáng)弱?貧富を問わず一律平等」との立場を堅持している。中國はゼロサムゲームはせず、自らの発展を世界全體の発展の中に宿らせ、各國との良好な相互作用の中であまねく行き渡る恩恵とウィンウィンを?qū)g現(xiàn)している。中國との関係発展は各國の內(nèi)心から発せられた強(qiáng)い願いであり、威嚇や恫喝によって妨げられることはあり得ない。
臺灣問題は中國の主権と領(lǐng)土的一體性に関わり、中國の核心的利益に関わる。「一つの中國」原則にはいかなる妥協(xié)の余地もなく、自らの主権と安全を守る中國側(cè)の決意は確固不動たるものだ。中國の核心的利益を標(biāo)的とする外部勢力のいかなる妄動も、中國の政府と國民が座視して取り合わないことは斷じてあり得ない。臺灣問題は中米関係における最も重要で敏感な核心的問題でもある。米議會がいわゆる臺灣関連法案を再三弄しても、中米関係にさらに多くのトラブルをもたらすだけであり、最終的には米側(cè)自身の利益も損なう。
中國側(cè)は米側(cè)に対して、中米関係と臺灣海峽の平和?安定が深刻に損なわれることのないよう、中國の主権を尊重し、國家間の付き合いの守るべき一線を尊重し、「一つの中國」原則と中米間の3つの共同コミュニケの規(guī)定を順守し、國際法と國際関係の基本準(zhǔn)則を遵守し、しっかりした措置を講じて當(dāng)該法案の成立を阻止し、臺灣に関わる問題を慎重かつ適切に取り扱うよう厳正に促す。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年3月6日