ガッツポーズをする「西アニキ」(畫像は同男性が提供)。
「西アニキ」のニックネームで呼ばれているある男性が今月1日、新型コロナウイルス感染の検査で「陽性」と診斷され、武漢市江夏區第一人民病院に入院した。その後、癥狀が軽くなり、14日には、大花山方艙醫院(臨時醫療施設)に転院した。同醫院は5つのエリアに分かれており、この男性が入院しているエリアには患者92人が入院していて、天津醫療チームが治療に當たっている。人民網が報じた。
ここではそんな「西アニキ」の病院での一日を動畫で記録している。
【6:20】醫療従事者が患者たちの體溫と血液酸素を測定。測るのは早朝と午前、午後、夜の4回。
【7:30】醫療従事者と患者が一緒に太極拳をして體を動かしたり、呼吸體操をしたりする。このように1日に2‐3回は體を動かす。
【8:00】醫師の回診の時間。醫師は患者たちの狀況を聞き、それを記録する。回診は朝の8時と午後2時半の1日2回。高齢者や高血圧の患者は血圧も測定。
【8:20】患者が列に並んで、朝食を受け取る。
【9:00】醫療従事者が中醫薬の配布開始。毎日朝食と夕食後に配布。「治療の方法はケースバイケース。方艙醫院では、ほとんどの患者に中醫薬を使った治療が採用されている。患者の狀態や治療の段階によって、使われる薬も違う。朝食と夕食後に僕が受け取るのは『2番』の中醫薬だ」。
【10:00】食事が終わり、少し休憩した後、醫療従事者と一緒にまた運動をする。
【10:20】2回目の検査。
【11:30】晝食の配布。晝食と夕食の料理は4品で、肉料理2品、野菜料理2品、または肉料理3品、野菜料理1品の組み合わせ。
【14:30】回診の時間。
【17:50】夕食の配布。
【18:50】夕食後、また體を動かして、その後はテレビを見たり、音楽を聞いたり、おしゃべりをしたりして過ごす。
【21:00】一日最後の検査。
【22:30】消燈?就寢時間。
「退院したら散髪して彼女を作りたい」
西アニキは、「すごくいい感じで、どんどん良くなっている。病院の中はとても暖かい。でも、病院は患者にダウンコートも用意してくれた。よく寢られるし、食事もおいしい。江夏區第一人民病院に入院していた時と比べると、ここのほうが不安も減った」と話す。
給水器の橫には電子レンジやテレビ、充電寶(シュア?モバイルバッテリー)が置かれている。そして、最近、図書コーナーが設置されたといい、彼も「暇と言えば暇なので、本を読んで『充電』している」とお気に入りの様子。
大花山方艙醫院の図書コーナー(畫像は「西アニキ」提供)。
「退院したら一番何をしたいか?」の質問に、西アニキは「まず散髪に行って、それから、彼女を作りたい」と話した。マスクをしていたので見えなかったが、彼が笑顔を浮かべていたのは間違いない。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年2月21日