中國地震局が10日に発表した中國地震科學実験場の最新の進捗が、広く注目されている。ブン川地震から10年目となった昨年5月12日に開かれたブン川地震國際シンポジウムにおいて、中國が中國地震科學実験場の建設を発表してからすでに1年が経った。中國地震局の鄭國光局長は、「この1年間で中國の地震科學実験場の建設は順調に進んでおり、すでに観測點を新たに360ヶ所追加し、一連の観測データを蓄積している」と述べた??萍既請螭瑏护à俊?/p>
中國地震科學実験場は四川省?甘粛省の境界から雲南省南部までを網羅している。鄭氏によると、これは科學者の多方面の研究の結果だ。このエリアはユーラシアプレートとインドプレートが衝突し、圧力により大きく変形する地域にある。地質構造が複雑かつ多様で、地震活動が頻繁で、地震の種類が豊富であり、長期的に観測資料が蓄積されている。そのため地震科學実験を展開する理想的な場所となっている。
フランス科學アカデミー會員のPaul Tapponnier氏は、実験場の設計?建設?研究に參加する數多くの國際科學者の一人。彼によると、中國の地震メカニズムには特異性があり、実験場の建設は科學者に地震予報の新たな希望をもたらしたとしている。米國やロシアなどの13ヶ國が現在、地震科學実験場の関連活動に參加している。また北京大學や中國科學技術大學などの部門の17の専門家チームが科學研究活動を開始し、研究中のプロジェクトは60件近くに達している。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年5月13日