コンテンツ制作、権利?IT?最先端デジタルテクノロジーなどの7つの専門見本市から構成された日本最大のコンテンツビジネス総合展「コンテンツ東京2019」が3日から5日にかけて東京ビッグサイトで行われている。同イベントは業界関係者用の展示會で、様々な商談が行われる場となっている。今回のイベントには、孔子をモチーフにしたキャラクター「孔子爺や」のブースが設けられ、日本で初出展となった。同ブースには様々なキャラクターグッズが並べられていたほか、「孔子爺や」の著ぐるみも登場し、來場者を歓迎していた。人民網が伝えた。
「孔子爺や」は孔子の思想に基づく儒教文化伝承の故郷である浙江省衢州市から誕生したキャラクター。その眉毛はとても長く、目が描かれていない。これは、孔子の思想は奧が深いものであるため、このキャラクターが目ではなく、その思想を通して世界を見ていることを表しているという。また、中國で孔子は「學問の神様」とされており、多くの學生がこのキャラクターのスタンプを送り、合格祈願として使用している。
このキャラクターのデザインを擔當したアーティストの徐明氏は人民網の取材に対し、孔子をモチーフにした理由について、「これまで中國では孔子のキャラクターが作られておらず、孔子というと偉大で崇高というイメージが強かった。そのため、子供や若者により身近に感じてもらえるように、彼らにも好かれるような可愛らしい孔子のキャラクターが必要だと感じた。この可愛いキャラクターを通して、より多くの若い世代が中國の伝統文化をより良く理解してほしい。また、今回の日本への初出展で日本の若者たちにも中國の伝統文化を理解してもらえれば」とした。
また徐明氏は、「今回は日本でこのキャラクターを宣伝し、私の故郷である衢州市ブランドを広め、日本の人たちに衢州市が禮儀の重んじる都市であることを知ってもらいたい。また、日本の関連企業と提攜してキャラクタービジネスを展開し、共同でキャラクターデザインを行い、その製品を日本の店舗で販売する権利を獲得したい。そのため、將來的に海外拠點を日本に置きたいと考えている」と今後の展望について語った。(文?木村雄太)
「人民網日本語版」2019年4月4日