18日午後9時48分に、中國南方から北京に輸送された水の量が計40億立方メートルに達した。水質は終始、地表水環境品質基準Ⅱ類以上で安定している。これにより南方の水の7割弱が北京に屆けられ、1200萬人の市民が長江の水を飲んだことになる。北京日報が伝えた。
貴重な南方の水はまず、人々の日常生活に用いられることになる。この40億立方メートルの長江の水のうち、7割弱の26億7200萬立方メートルが北京市內の各大型給水施設に入り、最終的に市民の生活用水になる。南方の水が貯蔵される8つの給水施設の1日あたりの平均取水量は220萬立方メートル。給水範囲は市街地のほぼすべてと大興、門頭溝、昌平、通州などの一部地域を含めており、1200萬人以上が直接的な受益者になっている。モニタリングによると、南方の水は終始、地表水Ⅱ類以上で安定している。水道水を煮沸した時の水垢が減り、柔らかな口當たりになっているという。
「北京の水がめ」と呼ばれる密雲ダムの給水量は、毎年5億立方メートル減少している。給水量の減少と同時に、4億5000萬立方メートルの南方の水がダムに入っている。18日午前8時の貯水量は25億6000萬立方メートルで、南方の水が北京に入る前の約3倍になっている。
地下水資源は現在、ある程度の補給と回復を実現している。南方の水が北京に入った1年目、全市平原地區の地下水の水位が下げ止まりし、翌年より水位が上がった。2014年末と比べると、全市平原地區の地下水の水位が約2.8メートル上昇した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月19日
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