李克強総理は現地時間7日午前、ソフィアで第8回中國―中?東歐諸國経済貿易フォーラムに出席した際、「『16プラス1協力』は中國歐州協力の重要な構成部分及び有益な補完であり、歐州全體の利益にかなう」と指摘した。過去6年間の協力を見ると、中國は一連の実務的措置によって中?東歐を積極的に深く耕してきた。これは主に16組の二國間関係を固め続けてきたこと、新たな実務協力を掘り起こし、打ち出し続けてきたこと、第三國または多國間協力を積極的に開拓したこと、民心の通じ合いを推進し続けてきたことに示される。(文:劉作奎?中國社會科學院歐州研究所中東歐研究室長。新華社掲載)
二國間協力は「16プラス1協力」にとって特に重要だ。今回ブルガリアのソフィアサミットで雙方の首脳が話し合った協力內容は一段と著実かつ具體的なものだった。新技術及び新エネルギー分野、電子商取引分野、中小企業協力分野のいずれにおいても多くの協力措置を議論し、打ち出した。これらの協力措置は例外なしに「16プラス1協力」の新たな成長源となる。
また、観光?農業?地方など伝統的協力分野にも、サミットは新たな協力內容を與えた。ブルガリアに初の16プラス1農業協力モデル地區を設立し、モデル地區の枠組で電子商取引を積極的に発展させることで、「インターネット+特色ある協力産業」という特徴を體現した。地方協力は「16プラス1協力」の開始當初から行われてきたが、ソフィアサミットにいたって新たな水準にまで高められ、さらに多くの協力內容を與えられて、「16プラス1協力」の今後5年間の「両輪駆動」の新たなエンジンとなった。
第三國または多國間協力を積極的に開拓し、「16プラス1協力」が中國歐州協力に積極的に助力する後押しをすることも、中國にとって中?東歐地域を深く耕す新たな重要措置となった。中?東歐地域は利害関係者が比較的多い。中國はこうした利害関係者の利益を重視し、プラットフォーム內でオブザーバー制度を積極的に設け、オーストリア、ベラルーシ、EU、ギリシャ、スイス、歐州復興開発銀行(EBRD)にオブザーバーとしての參加を促し、ドイツなどEU加盟國の企業の「16プラス1協力」への參加を積極的に歓迎している。今回のサミットにおける中國の提案と措置はEUに対して高度の開放性と透明性を保ち、十分な包摂性と互恵?ウィンウィンの原則を體現し、EUの懸念を十分に考慮し、EU及びEU加盟國が第三國として協力に參加する後押しを積極的にし、中國EU関係の発展を促進した。
人的?文化的通じ合いは「16プラス1協力」が持続可能性を保つための基礎であり、良好な政策的意思疎通と民意の交流が協力の推進を保障する。過去6年間、「16プラス1協力」は観光年、メディア年、人的?文化的交流年など、人的?文化的通じ合いを促進する措置を打ち出してきた。今後、人的?文化的通じ合いは一層強化されるに違いない。
李総理は早くも2014年のベオグラードサミットで「16プラス1協力」検討の重要性を強調し、最終的に中國社會科學院が先頭に立つ形で、シンクタンク及び學者の交流を後押しするプラットフォームである「中國―中?東歐諸國シンクタンク交流?協力ネットワーク」を成立に導いた。今回の會談で、ブルガリアのラデフ大統領は「16プラス1協力」ソフィア研究センターの設立を提案。李総理は関心を示し、真剣に検討して中國側の案を提出するとした。李総理の前向きな反応は、民心の通じ合いの取り組みを両國の指導者が非常に重視していることの表れだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年7月11日
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